新沼津カントリークラブ

新沼津カントリークラブ

静岡県沼津市に位置する新沼津カントリークラブは、1967年に開場したゴルフ場です。このクラブは、愛鷹山の麓、神馬の里という歴史ある場所に位置しており、豊かな自然環境に囲まれています。

設立の背景

このゴルフ場の設立は1964年に遡ります。当初は「愛鷹カントリークラブ」として建設が計画され、古くから神馬と称される地域の由来に基づいています。愛鷹山にある桃沢神社が源頼朝によって建てられ、彼が神馬99頭を献納したことに由来するこの地は、幕府の馬掛の岩本岩見守にも注目された歴史を持っています。

新沼津カントリークラブの設立にあたっては、経営母体である「沼津開発株式会社」が設立され、日立製作所の顧問である大西定彦が社長に就任しました。大西は、「安価でもゴルフが楽しめる場を提供したい」という夢を持っていました。

コース設計と特長

ゴルフ場の設計を手がけたのは、日立製作所の関係者で工学博士の間野貞吉です。彼は東京帝国大学の工学部で学んだ経歴を持ち、数多くのゴルフ場設計を手がけた経験を生かしました。クラブハウスはゴルフ場の中で最も高い位置に設置され、四方からのスタートが可能となるように工夫されています。

1966年に造成工事が開始され、その翌年には18ホールのコースが完成。新沼津カントリークラブのコースは、日本では珍しいティフトン芝を採用しており、その特長としては雑草が少なく手入れが比較的楽な点が挙げられます。

コース詳細

• - 開場日: 1967年9月15日
• - 設計者: 間野 貞吉
• - コースタイプ: 丘陵コース
• - ホール数: 18ホール、パー72（6,910ヤード、コースレート70.8）
• - フェアウェー: コウライ
• - ラフ: ノシバ
• - グリーン: 2グリーン（ベント）
• - ラウンドスタイル: 全組キャディ付、電磁誘導の乗用カートと歩行の併用が可能で、基本は1組4人ですが、状況によりツーサムも許可されます。
• - 練習場: 13打席・200ヤード
• - 休場日: 毎月第4火曜日（7月、8月、9月は毎週）、12月31日、1月1日

アクセス

新沼津カントリークラブは、鉄道や道路を利用してアクセスすることができ、JR東海の三島駅からタクシーで約25分、沼津駅からはクラブバスを利用して約20分で到着します。また、東名高速道路の沼津ICからは車で約5キロメートルの距離にあります。

このように、自然豊かな環境と適切な施設を備えた新沼津カントリークラブは、プレイヤーたちにとって理想的なゴルフ場として、多くのゴルファーに親しまれています。

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