新清洲駅

新清洲駅について

新清洲駅（しんきよすえき）は、愛知県清須市新清洲一丁目にある名古屋鉄道名古屋本線の駅で、駅番号はNH44です。名古屋方面と豊橋方面を結ぶ重要な交通拠点として、快速急行以下の各種列車が停車します。

構造と特徴

新清洲駅は、待避設備を備えた2面4線の島式ホームを持つ地上駅です。駅の構造上、名古屋方面へ向かう列車は当駅から本笠寺駅までは同一方向での緩急接続が困難ですが、特急列車が通過する際には、急行や準急が待避することがあります。また、土休日には特殊勤務駅として終日無人化されます。

窓口業務は平日の7時30分から10時30分まで行われ、土曜日と日曜日は休業です。駅には自動券売機や自動精算機があり、ICカード乗車券「manaca」にも対応しています。しかし、エレベーターやエスカレーターは設置されておらず、バリアフリー対応が未だ進んでいません。ホームが狭いため、列車通過時には安全を呼びかける自動放送が流れます。

歴史の変遷

新清洲駅は1928年（昭和3年）に西清洲駅として開業しました。その後、1948年に新清洲駅に名称が変更され、1970年には準急停車駅に昇格しました。1975年には地下駅舎が完成し、1976年からは急行が停車するようになりました。2005年には快速急行も停車するようになり、2011年にはICカード乗車券「manaca」が使用可能になりました。

さらに、2023年12月23日には特殊勤務駅として土休日の終日無人化が実施されました。駅の高架化計画も進行中で、2023年度に工事を着工し、2040年度に完了予定です。

利用状況

移動等円滑化取組報告書によると、2023年度の1日平均乗降人員は約7,574人であり、名古屋本線内での利便性を物語っています。名鉄120年の資料によると、2013年度には7,853人が利用しており、その当時の名鉄全駅中49位に位置していました。1992年度にはさらに多く、8,238人が利用しており、当時は名古屋本線において23位という評価を受けていました。

駅周辺の環境

新清洲駅の周辺には、清須市役所や愛知県立五条高等学校、そしてショッピング施設であるヨシヅヤ清洲店が近接しています。また、駅から南へ20分ほど歩くとあま市の甚目寺地区に到達します。高架化工事に合わせた土地区画整理も進められており、駅周辺の発展が期待されています。

隣接駅

新清洲駅に隣接する駅は、名古屋鉄道名古屋本線の須ヶ口駅と大里駅です。須ヶ口駅はNH42、大里駅はNH45で、当駅を介しての乗り換えが可能です。

新清洲駅は地域の交通の要所として、今後もその重要性を増していくことでしょう。

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