大里駅

大里駅について

大里駅（おおさとえき）は、愛知県稲沢市の奥田町三十番神に位置する名古屋鉄道名古屋本線の駅であり、駅番号はNH45です。この駅では、普通列車や準急のほか、一部の急行および快速急行が停車し、地域の交通の要所となっています。

歴史

大里駅は1928年2月3日に大佐土駅（おおざとえき）として開業されました。その後、1943年に大里駅に改称され、1970年には準急停車駅へと昇格しました。1989年には準急の区間延長に伴い、急行の特別停車が廃止されましたが、1990年には急行の特別停車が復活しました。2004年には無人化が進み、駅集中管理システムが導入されました。これに伴い、改札口が増設され、より便利に利用できるようになりました。

さらに、2011年にはICカード乗車券「manaca」の利用が開始され、2012年にトランパスのサービスが終了しました。大里駅は、2005年に急行停車駅に昇格し、2008年には準急停車駅に降格したという経緯があります。

駅構造

駅は8両編成に対応する、相対式2面2線の地上駅です。下りホーム側にはロータリーがあり、乗降の利便性を高めています。無人化され、自動券売機や自動精算機が設置されており、現金での定期券購入も可能です。両ホームは跨線橋で結ばれており、アクセスが容易です。駅舎の2階以上にはマンションが併設されており、住環境も整っています。

利用状況

「移動等円滑化取組報告書」によれば、2019年度の1日平均乗降者数は3,881人です。過去のデータを振り返ると、1992年度には4,363人だったとされ、名鉄全駅の中での順位も変化しています。最近のデータでは、2011年度からさらに細かく統計が取られ、乗降客数は若干の増減を繰り返しながらも、安定した利用が続いています。

年度ごとのデータを見てみると、2011年度から2019年度にかけて、3,644人から3,881人と、徐々に利用者数が伸びていることが分かります。

駅周辺

大里駅周辺には、さまざまな施設が整備されています。駅の南側には東海道新幹線が通過し、近くには清洲駅（約1.5キロメートル）や稲沢市立大里中学校、稲沢市立大里西小学校があります。また、尾西信用金庫や大垣共立銀行の支店も駅近くに位置し、地域の金融サービスを提供しています。さらに、稲沢警察署の大里交番も隣接しており、安心して利用できる環境が整っています。

交通手段としては、稲沢市コミュニティバスの大里循環線や市民会館・中央図書館経由のアピタ稲沢店行きバスもあり、利便性が高いと言えます。

隣駅

大里駅の隣には、新清洲駅（NH44）と国府宮駅（NH47）があり、名古屋鉄道名古屋本線の重要なポイントとなっています。通過する列車も多く、特急や急行が停車する駅としての特徴を持っています。

このように、大里駅は長い歴史を持ち、利用者にとって便利な交通拠点としての役割を果たし続けています。地域の公共交通機関としての重要性をしっかりと担っている駅です。

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