新潟大学前駅

新潟大学前駅

新潟大学前駅は、新潟県新潟市西区坂井砂山四丁目にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）越後線の駅です。駅名はその名の通り、新潟大学五十嵐キャンパスに由来し、学生の利用が多い駅として知られています。地元では「新大前駅」「新大前」「新大駅」などと略されることもあります。

歴史

新潟大学前駅は、1984年（昭和59年）に越後線が電化された際に開業しました。開業当初は無人駅でしたが、駅ホーム上に国鉄新潟鉄道管理局直営の売店「ハローしんだいまえ」が設置され、乗車券の委託販売が行われていました。その後、利用客増加に伴い売店は閉鎖され、1997年（平成9年）には「みどりの窓口」が開設されました。2009年（平成21年）には新潟市の交通バリアフリー事業の一環としてエレベーターが設置され、2010年（平成22年）には指定席券売機が導入されるなど、駅設備の充実が図られてきました。越後線の中間駅としては初の指定席券売機設置となりました。

駅構造

駅は築堤上にあり、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。線路の南側にホームが設置されています。駅業務はJR東日本新潟シティクリエイト（JENIC）が受託する業務委託駅で、新潟駅が管理しています。ホーム中央部の改札口には自動改札機が3通路設置されており、Suicaが利用可能です。かつては有人改札口と「みどりの窓口」がありましたが、指定席券売機設置に伴い2010年2月9日をもって出札業務は終了し、現在は改札業務のみとなっています。改札口周辺には自動券売機と指定席券売機が1台ずつ、改札内には待合室とトイレが設置されています。

駅が砂丘の南斜面に位置しているため、ホームと駅前広場との間には高低差があります。駅機能のほとんどはホーム上に集中しており、駅への出入り口は東側（新潟寄り）と西側（内野寄り）の2箇所に階段が設けられています。バリアフリー対策として東側出入口にはエレベーターが設置されています。

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は2,811人です。学生の利用が中心ですが、周辺住民の利用も多く、一定の乗降客数があります。

駅周辺

駅周辺は住宅地で、新潟大学の学生向けアパートが多く立ち並んでいます。駅自体には駐輪場以外の施設はほとんどありませんが、徒歩圏内にはスーパーマーケットやコンビニエンスストア、飲食店などが立地しています。

新潟県道16号新潟亀田内野線（弥彦街道）と西大通り沿いには、飲食店やスーパーマーケット、パチンコ店、書店などの店舗が並んでいます。これらの店舗名には「新大前店」と名付けられていることが多いですが、「新大前」という店名であっても、必ずしも新潟大学五十嵐キャンパスの近くに立地しているとは限らないので注意が必要です。

新潟大学へのアクセス

新潟大学五十嵐キャンパス正門までは、駅から徒歩で約15〜20分です。駅北側を通る西大通りにある新潟交通「新大入口」バス停から新潟大学方面行きのバスを利用すると、約5分で到着します。降車停留所は学部・キャンパスによって「新大正門」「新大中門」「新大西門」の3ヶ所があります。

五十嵐キャンパスのうち、理学部・工学部へは隣の内野駅が最寄り駅となります。バスを利用する場合は、「新大入口」バス停から新潟大学経由内野行きのバスで「新大工学部前」下車となります。

医学部・歯学部・医歯学総合病院（新大病院）は旭町キャンパスにあり、JR白山駅またはBRT萬代橋ライン「市役所前」停留所が最寄りです。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■越後線

内野駅 - 新潟大学前駅 - 寺尾駅

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