新潟市立白山小
学校(にいがたしりつ はくさんしょうがっこう)は、
新潟県新潟市中央区に所在する公立の小
学校です。
概要
学校は、白山公園や
新潟県民会館、
新潟市陸上競技場といった公共施設に近接しており、特に校舎からは
新潟県を流れる雄大な信濃川の眺めが広がります。恵まれた自然と文化の環境の中に位置しています。
学校規模としては、2019年度時点で児童数はおよそ200名。各学年は1クラスから2クラスで編成されています。児童の服装には制服はなく、また、学年やクラスに定められた特定の色(カラー)もありません。
校舎は地上4階建て(屋上を除く)の構造となっています。
本校の教育は2学期制を採用しています。また、特別な支援を必要とする児童のための特別支援学級が設けられています。さらに、
新潟大学医歯学総合病院内には、病気と闘う子どもたちのための院内学級として「あさひ学級」が設置されており、本校の学級として運営されています。
校歌
白山小
学校の校歌は「み空の世紀」という曲名です。作詞は手塚 義明氏、作曲は信時 潔氏によるものです。
沿革
白山小
学校の歴史は、前身である白山尋常小
学校時代に遡ります。主な沿革は以下の通りです。
昭和7年(
1932年)
4月1日:
新潟県立
新潟市白山尋常小
学校として開校しました。
昭和7年(
1932年)
9月13日:校舎が竣工しました。
昭和17年(
1942年)
3月31日:高等科が設置されました。
昭和20年(
1945年)
9月24日:太平洋戦争終戦後、校舎が連合国軍総司令部(GHQ)に接収されることとなりました。
昭和21年(
1946年)
7月:GHQによる接収が解除され、本校舎へ戻ることができました。
昭和24年(
1949年)
4月1日:PTAが創設されました。
昭和36年(
1961年)
11月8日:創立30周年記念式典が執り行われました。
昭和39年(
1964年)
6月16日:
新潟地震が発生し、校舎が倒壊。仮設のプレハブ校舎への移転を余儀なくされました。
昭和40年(
1965年)
4月23日:ロシアの
ハバロフスク第12番
学校と姉妹校提携を結びました。
昭和40年(
1965年)
9月20日:新しい校舎が完成し、入校式が行われました。
昭和41年(
1966年)
3月23日:体育館が完成しました。
昭和41年(
1966年)
5月18日:プールが完成。同日、創立35周年および校舎復興記念式典が挙行されました。
昭和57年(1982年)
10月23日:創立50周年記念式典・祝賀会が行われました。この際、教材園や中庭庭園、観察池などが整備されました。また、記念歌「朝の光に」が制作され、一時期は第二の校歌のように歌われました。
昭和62年(
1987年)
7月24日:校歴資料室と校歴展示室が整備されました。
平成4年(
1992年)
9月19日:創立60周年記念式典が開催されました。
平成7年(
1995年)
6月23日:
韓国の善隣国民
学校(当時)と姉妹校提携の調印式が行われました。
平成9年(1997年)
4月16日:
新潟大学医歯学総合病院内に院内病弱学級「あさひ学級」が開設されました。
平成12年(
2000年)4月14日:総合的な学習の時間「る・る・るタイム」の試行が始まりました。
平成24年(
2012年)
9月22日:創立80周年記念式典・祝賀会が催されました。
令和4年(
2022年)11月25日:創立90周年記念ウインターコンサートと祝賀会が開催されました。
年間行事
年間を通して様々な行事が行われています。主な行事としては、4月の
入学式・始業式や1年生を迎える会に始まり、5月には大
運動会またはスポーツフェスタ、6月にはかがやきウォーク(遠足)があります。
7月には6年生の
修学旅行(会津若松方面)、10月にはマラソン大会や前期終業式・後期始業式、4年生の宿泊研修(アグリパーク)が行われます。11月には白山文化の日やウインターコンサート、12月にはかがやきフェスティバルが実施されます。学年末には、2月に6年生をたたえる会があり、3月に終業式と
卒業式を迎えます。(※8月、1月には特定の主要行事の記載なし)
5年生以上の児童は、いずれかの
委員会に所属することが義務付けられています。各
委員会には、委員長、副委員長、書記が置かれ、
学校生活の向上を目指した活動を行っています。設置されている
委員会には、
児童会に準ずる働きをする総務
委員会のほか、体育
委員会(2018年度設置)、保健
委員会、図書
委員会があります。
部活動
4年生から6年生の児童を対象とした部活動は、参加が必須ではありません。現在、校内での部活動として万代太鼓部があります。
また、外部で活動している部活動にも参加できます。これらの外部クラブは参加の制限がなく、他の部活動との兼任も可能です。ただし、
バスケットボール部や
サッカー部と、
剣道部や野球部を兼ねる児童は少ない傾向にあります。外部の部活動には、
新潟市立鏡淵小
学校で活動する
バスケットボール部、
サッカー部(外部クラブ)、
剣道部、野球部(外部クラブチーム、土曜は関屋小
学校、日曜は白山小
学校で活動)があります。
さらに、夏期限定で結成される部活動があり、5年生と6年生の児童が対象です。これらの夏季限定部活動は、前述の部活動との兼任が可能です。夏季限定の部活動には、
陸上競技部と
水泳部があります。
クラブ活動
4年生から6年生の児童は、部活動とは別に設定されているクラブ活動に必ず所属しなければなりません。クラブ活動には、アリーナスポーツクラブ、グラウンドスポーツクラブ、パソコンクラブ、手芸クラブ、ゲームクラブなどがあります。
著名な卒業生
水島 新司(漫画家)
広田 有紀(アナウンサー)