新潟県立大学

新潟県立大学について

新潟県立大学（にいがたけんりつだいがく）は、新潟県新潟市の東区海老ヶ瀬471に本部を置く公立の高等教育機関です。2009年に設立されるこの大学は、県民の高等教育への期待を受けて、県立の4年制大学として誕生しました。大学の略称は「県大」で、地域の文化や社会に貢献するための教育を行っています。

大学設立の背景

新潟県内における高等教育の向上が求められる中、2006年に設立の準備が始まりました。2008年10月には文部科学大臣から大学設置の認可を受け、県立新潟女子短期大学の改組を経て、2009年4月に新たに開学しました。その結果、県立新潟女子短期大学は2009年度からの入学募集を停止し、続いて2012年3月に専攻科が閉課程を迎えたことにより閉学となりました。

学部構成と専門分野

新潟県立大学には、主に以下の学部があり、それぞれ異なる専門分野を提供しています。特に国際地域学部は、学生が国際社会や地域の多様性を理解するためのコースを多様に設けています。2年次からは国際社会コース、比較文化コース、東アジアコース、地域環境コースのいずれかを選択可能です。東アジアコースでは、さらにロシア語、韓国語、中国語の専攻が選べるため、言語能力を磨きながら国際感覚を養うことができます。

一方、国際経済学部は2020年に開設され、学生は国際経済コースまたは地域経済創生コースから選択できます。2025年4月には新たにデータサイエンス経済コースも設置される予定です。

大学院と研究機関

2015年には大学院国際地域研究科が設立され、より高度な研究が行える環境が整いました。2023年には大学院健康栄養学研究科が開設され、同時に新潟県立大学北東アジア研究所も設立されました。研究所は、以前に解散した公益財団法人環日本海経済研究所の機能を引き継ぎ、地域経済や社会問題に関する研究を深めています。

単位互換とアクセス

新潟県立大学は、放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位がこちらの大学での卒業単位として認定される仕組みがあります。これにより、学びの幅が広がり、より多様な教育プログラムを提供することが可能となります。大学へのアクセスは、JR白新線の大形駅から徒歩15分、新潟駅のバスターミナルからバスが利用できます。「県立大学前」で降車後、徒歩約2分という立地です。

関連機関

この大学と関連する機関には、新潟県立看護大学や新潟県立看護短期大学、県立新潟女子短期大学などがあり、地域の高等教育の発展に寄与しています。新潟県立大学は、地域社会や国際的な視点を持つ人材を育成し、未来に向けた教育の場となることを目指しています。

もう一度検索