新潟県立高田特別支援学校

新潟県立高田特別支援学校

新潟県立高田特別支援学校（にいがたけんりつ たかだとくべつしえんがっこう）は、新潟県上越市に設けられた県立の特別支援学校です。

概要と歴史

この学校の設立は、当時の高田市（現在の新潟県上越市）議会が、旧高田市立金谷中学校の跡地を新潟県立高田養護学校の建設用地として無償で提供することを満場一致で決議した1967年10月9日に遡ります。この市議会の決定が、学校開設の大きな一歩となりました。

その翌年、1968年1月1日には学校が創設され、同年5月1日に「新潟県立高田養護学校」として正式に開校しました。開校当初は、旧金谷中学校の校舎を仮のものとして利用し、最初の入学式が挙行されました。

開校後、施設の拡充が進められました。まず、1968年10月11日には寄宿舎の南寮が完成しました。続いて1969年3月には北寮も竣工し、遠隔地からの通学を支援する体制が整えられました。各学部棟の建設も進み、1970年4月には小学部棟が、1971年4月には中学部棟と作業棟がそれぞれ完成しました。さらに同年中に管理棟も建てられ、学校全体の機能が強化されました。

教育課程の拡充も図られ、1984年4月1日には高等部が設置され、より幅広い年齢層の生徒を受け入れる体制が確立されました。

また、1977年5月には、国立犀潟療養所内に訪問教室が開設され、入院中の児童生徒への教育機会が提供されました。

長年にわたり「新潟県立高田養護学校」として親しまれてきましたが、特別支援教育制度の変更に伴い、2011年4月1日からは現在の「新潟県立高田特別支援学校」へと名称が変更されました。

地域における役割

本校は、近隣に位置する新潟県立上越特別支援学校と連携しながら、上越地域に暮らす障害のある児童・生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援を提供しています。多様な障害に対応した専門的な教育プログラムを展開し、児童生徒の自立と社会参加を目指した指導を行っています。

アクセス

学校へのアクセスは、えちごトキめき鉄道（妙高はねうまライン）の南高田駅が最寄りです。南高田駅からは、学校まで北西方向へおよそ950メートル、徒歩でおよそ12分程度の距離にあります。

関連項目

本校に関連する項目としては、以下のような学校などが挙げられます。

新潟県特別支援学校一覧
新潟県立上越特別支援学校
新潟県立新潟盲学校
新潟県立高田盲学校

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