新潟農業・バイオ専門学校

新潟農業・バイオ専門学校（略称：ABio）は、新潟県新潟市中央区にキャンパスを構える専門学校です。当校は、現代社会が求める農業、バイオテクノロジー、そして園芸という三つの主要分野に特化した、質の高い職業教育を提供しています。特に、自然栽培や、生産から加工・販売までを一貫して行う6次産業といった、新しい時代の農業ビジネスを推進できる人材の育成を教育理念として掲げています。

沿革

学校の歴史は、2011年4月1日の開校から始まりました。地域農業の活性化と専門人材の育成を使命とし、実践的な教育を展開してきました。運営主体である学校法人国際総合学園は、さらなる教育内容の高度化を目指し、農業・食品分野の4年制大学設立構想を打ち出し、2018年4月には新潟食料農業大学が開学しています。ABioは、専門学校として、現場で即戦力となる専門技術と知識の習得に重点を置いた教育を継続しています。

教育内容と設置学科

当校では、学生が専門分野を深く学び、将来のキャリアを築けるよう、以下の学科を設置しています。

農業経営科: 現代農業を成功させるために必要な、生産技術から経営管理、流通・販売戦略までを総合的に学習します。2年制課程に加え、4年制大学との併修が可能なコースも提供しており、将来の農業経営者や農業関連ビジネスの専門家を目指します。
バイオテクノロジー科: この学科は、醸造・食品加工コースと環境科学コースに分かれ、生命科学の知識と技術を応用します。食品の安全な製造技術や品質管理、環境問題へのバイオ技術を用いたアプローチなどを学び、食品産業や環境分野での活躍を目指します。こちらも2年制課程と4年制大学併修コースがあります。
園芸デザイン科: 植物の栽培や育成技術だけでなく、ガーデンデザインやフラワーアレンジメントなど、園芸を芸術的に活用する知識と技術を習得します。都市における緑化推進や、人々の暮らしを豊かにする空間づくりに貢献できる人材を育成します。この学科は2年制課程です。

すべての学科において、理論だけでなく、実践的な学びの機会を豊富に設けています。

実践教育と学生支援

ABioの教育は、現場での経験を重視しています。新潟県農業総合研究所 園芸研究センターでの見学や、国内外の先進的な農業現場への視察研修（例：サンファームとうみ、大越農園）を実施。また、地域の農家（新発田市板山地区）や専門家（フレッシュはな正）と連携した農業実習や技術指導を通じて、地域に根ざした実践力を養います。さらに、実際の農業法人（例：加茂有機米生産組合）でのインターンシップに参加することで、プロの現場を体験し、就職への意識を高めることができます。

学生が学業に集中できるよう、様々な支援体制が整っています。学内行事として「発芽祭」があり、学生間の交流を深めます。経済面では、学校独自の無利子奨学金（カレッジリーグ奨学金、社会人奨学金）に加え、日本学生支援機構や新潟県の奨学金制度も利用可能です。遠方からの入学者向けには、提携する8ヶ所の専用アパートや学生寮があり、安心して新生活をスタートできます。

主な取得可能資格と卒業後のキャリア

卒業生は、農業法人、食品製造業、環境関連企業、園芸・造園業など、多様な分野で活躍しています。在学中に取得を目指せる資格は多岐にわたり、卒業後の進路選択において有利となります。

農業・園芸関連：日本農業技術検定、園芸装飾技能士、フラワー装飾技能士、造園技能士など
バイオ・化学関連：毒物劇物取扱責任者、危険物取扱者乙種4類、バイオ技術者認定試験、公害防止管理者試験、毒物劇物取扱責任者など
ビジネス関連：全経簿記など

これらの専門資格取得に向けたサポートが手厚く行われています。また、学生の学びの成果として、「毎日農業記録賞（一般部門）」の受賞実績なども挙げられます。

運営主体と所在地・交通アクセス

本校は、学校法人国際総合学園によって運営されています。

所在地は新潟県新潟市中央区。
公共交通機関を利用する場合、新潟交通のS6長潟線またはS7スポーツ公園線に乗車し、「北谷内」バス停で下車後、徒歩すぐです。これらのバス路線は、新潟駅南口バスターミナルから利用できます。
車でのアクセスは、日本海東北自動車道 新潟亀田ICから都市計画道路弁天線を進み、約5分で到着します。

新潟農業・バイオ専門学校は、実践的かつ専門的な教育を通じて、将来の農業、バイオ、園芸分野を支える人材育成に貢献しています。

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