新静岡センター

新静岡センターの歴史と概要

新静岡センター（しんしずおかセンター）は、静岡市葵区鷹匠一丁目にかつて存在した駅ビル型のショッピングセンターです。その運営は静岡鉄道の関連企業である株式会社新静岡センターが行っていました。この施設は1966年5月15日に開業し、静岡駅やバスターミナル、デパートが一つにまとめられた便利な複合施設として、多くの人々に親しまれていました。

しかしながら、施設の老朽化が進み、2009年1月31日に閉店の運びとなりました。閉店セレモニーは非常に盛況で、社長の挨拶やライブパフォーマンスが行われ、多くの人々が最後の瞬間を見届けました。その後、株式会社新静岡センターは2009年7月31日に解散し、新静岡センターの閉幕を迎えました。2011年10月5日には、跡地に新静岡セノバがオープンし、新たな商業施設が誕生しました。

沿革

新静岡センターの沿革は、開業から数十年にわたり様々な変遷を遂げてきました。

• - 1966年（昭和41年）: 駅ビル型SCとして開店。
• - 1970年（昭和45年）: 施設の増床が行われました。
• - 1974年（昭和49年）: 5階に「トレビの泉」（愛の泉）が新設され、訪れる人々を楽しませました。
• - 2007年（平成19年）: ビル建て替え計画が盛り込まれた報道が出されます。
• - 2009年（平成21年）:

- 1月31日: 夕方6時をもって改築のための閉店が行われ、閉店前の店舗面積は合計で13,222m²となりました。
- 3月3日: 大規模小売店舗内の廃止後、店舗面積が0m²になることが決定されます。
- 4月: 旧ビルの取り壊しが開始されました。
- 7月31日: 運営会社の解散が正式に発表されました。

• - 2011年（平成23年）:

- 9月30日: 新静岡センターの商品券の利用が終了。
- 10月5日: 新静岡セノバが開店し、同時に商品券の払い戻しも開始されました。
- 2012年（平成24年）3月31日: 商品券の払い戻しが終了。

フロア構成と主なテナント

新静岡センターはその多層構造により、様々な店舗が入居していました。営業終了時の主なテナントと各階構成は以下の通りです。

• - B1階: 食鮮館、新静岡駅改札口。
• - 1階: バラエティエントランス、新静岡駅。
• - 2階: エレガンスファッション&キッズファッション。
• - 3階: カジュアルファッション&ランジェリー。
• - 4階: カルチャー&ファッショングッズ、大型専門店：丸善。
• - 5階: レストラン&バラエティ、大型専門店：すみや。
• - 6階: コミュニケーション&サービス。
• - 7階: 医師会健診センターメディオ、朝日テレビカルチャー。
• - 8階: 静岡鉄道株式会社、株式会社新静岡センター。

また、夏には屋上でビアガーデンも営業され、多くの人々に楽しまれていました。

結論

新静岡センターは、長年にわたって静岡市民に愛される商業施設でありました。その閉店は多くの人々にとって一つの時代の終わりを意味しましたが、新静岡セノバの誕生により、新たな機会と楽しみが提供されています。

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