方山県

方山県（ほうざん-けん）

方山県は、中華人民共和国山西省呂梁市に位置する県です。

歴史

方山県の歴史は古く、140年に匈奴によって築かれた「左国城」という拠点にその源を発します。この地は、南匈奴の単于が拠点を置いた場所でもあります。

現在の方山県は、南北朝時代の北斉によって設置された良泉県を前身としています。隋代の607年（大業3年）に県治が方山鎮に移転した際、方山県と改称されました。

金代の泰和年間には方州に昇格しましたが、モンゴル帝国の版図に編入された後の1265年（至元2年）に再び方山県に降格されました。翌年には方山県は廃止となり、離石県に編入されるという変遷を辿ります。

20世紀に入り、1919年（民国8年）に離石県から分割される形で方山県が再設置されました。しかし、1954年には再び離石県と統合され、離山県に改編されます。その後、1971年に再度方山県が分割設置され、現在に至っています。

このように、方山県は時代とともにその形を変えながら、現在に至るまでその名を残しています。

行政区画

現在の方山県は、以下の鎮によって構成されています。

圪洞鎮（gē dòng zhèn）
馬坊鎮（mǎ fāng zhèn）
峪口鎮（yù kǒu zhèn）
大武鎮（dà wǔ zhèn）
北武当鎮（běi wǔ dāng zhèn）
積翠鎮（jī cuì zhèn）

脚注

[1] : 匈奴の拠点であった左国城

関連項目

* 皋狼県

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