日出駅

日出駅：歴史と現状

日出駅は大分県速見郡日出町川崎にある、JR九州日豊本線沿線の駅です。大分駅までは複線で結ばれており、地域における重要な交通拠点となっています。

歴史

日出駅は1911年（明治44年）3月22日、大分線中山香駅―日出駅間の開通に伴い開業しました。同年7月16日には、日出駅―別府駅間が開通し、鉄道網がさらに拡大しました。

その後、1984年には貨物取扱、1985年には小荷物取扱が廃止されました。1987年には日出駅―豊後豊岡駅間が複線化され、同年4月1日には国鉄分割民営化によりJR九州の駅となりました。同年3月には、ホーム南北を繋ぐ地下道が完成し、駅の利便性が向上しました。1993年には駅舎改築が行われ、さらに1993年には駅舎が改築され、新しい姿となりました。2012年にはICカード『SUGOCA』の利用が可能になり、利用者の利便性が向上しました。2016年には駅業務が日出町に移管され、簡易委託化されました。これにより、駅員駐在時間は平日7時―13時のみとなりました。そして、2024年3月29日には駅におけるきっぷうりばの営業が終了しました。

駅構造

日出駅は島式ホーム1面2線の地上駅です。かつては築堤下に駅舎がありましたが、現在は地下道から階段を上がったホームと同じ高さに木造平屋建ての駅舎が位置しています。両ホームとも大分方面への折返し設備があり、当駅始発の列車が4本設定されています。中でも、23時台の当駅止まり列車は、かつては回送列車として大分に戻っていましたが、現在は大分行き最終列車として運行されています。

国鉄時代には貨物取扱があり、築堤下まで貨物側線が敷設され、日出港への臨港貨物線も存在していました。しかし、貨物取扱廃止後、これらの側線は撤去されました。現在、ICカード『SUGOCA』は出入場とチャージのみ対応しています。

利用状況

1965年度の乗車人員は459,849人、降車人員は456,911人でした。また、手荷物や小荷物の取扱も行われていました。2015年度の乗車人員は220,674人、降車人員は224,981人となっています。これらの数値は、各年度版『大分県統計年鑑』に基づいています。

駅周辺

日出駅は日出町の中心市街地から約1km東側に位置しています。町役場、小中学校、金融機関など、町の中心的施設は、多くの暘谷駅周辺に集中しています。

隣の駅

• - 大神駅
• - 暘谷駅

日出駅は、歴史を刻みながら現在も地域住民の足として重要な役割を担う駅です。今後も地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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