日南総合運動公園野球場

日南総合運動公園野球場

日南総合運動公園野球場は、宮崎県日南市に位置する野球場で、別名「東光寺球場」とも呼ばれています。この施設は日南総合運動公園内にあり、日南市によって運営管理が行われています。特に、広島東洋カープの春季および秋季キャンプの開催地として有名です。カープは天福球場との間でキャンプを行っており、天福球場では主に一軍、東光寺球場では主に二軍が使用されています。

施設の歴史と背景

日南市は、2009年に南郷町および北郷町と合併し、新しい日南市が設立されました。この新しい日南市では、埼玉西武ライオンズが南郷スタジアムでキャンプを行うことが決定し、結果として2球団が日南市でのキャンプを共に行うこととなりました。

日南総合運動公園野球場は、特に2013年に沖縄市野球場が老朽化による改修で使用できなかった際には、カープが天福球場とともにこの球場でキャンプを行うことになりました。これにより、東光寺球場は一時的にカープの主要なキャンプ地としての役割を果たしました。

フェニックスリーグの開催

かつて日南総合運動公園野球場では、秋季のNPB教育リーグである「みやざきフェニックス・リーグ」が行われていました。このリーグは広島東洋カープの拠点球場の一つとして機能し、多くの試合が開催されていましたが、2010年以降は開催されていません。以下は、過去に行われたフェニックスリーグの主な試合結果です。

試合結果（一部抜粋）

• - 2005年

- 10月10日: 広島東洋カープ 3 - 4 湘南シーレックス
- 10月11日: 北海道日本ハムファイターズ 15 - 1 広島東洋カープ
- 10月19日: 広島東洋カープ 17 - 6 東京ヤクルトスワローズ

• - 2007年

- 10月20日: グッドウィル（埼玉西武ライオンズ二軍） 3 - 1 広島東洋カープ

施設の特徴

日南総合運動公園野球場の最大の特徴は、その設備にあります。両翼は92メートル、中堅は120メートルというサイズを持ち、内野はクレー舗装、外野は天然芝で覆われています。照明設備は搭載されておらず、スコアボードはパネル式。収容人員は7,500人で、多くの観客を収容することができます。この他にも、運動公園内には多目的広場や陸上競技場、屋内練習場であるおびすぎドーム、多目的体育館、テニスコート、プール、わんぱく広場などがあり、地域のスポーツ活動の中心的な役割を果たしています。

アクセス

日南総合運動公園野球場へのアクセスは、日南線の日南駅からタクシーで約5分で到着します。この便利な立地は、観客が試合を観戦しやすくするための大きな要因となっています。

日南総合運動公園野球場は、そのスポーツ施設としての機能だけでなく、地域の交流の場としての役割も果たしています。多くのアスリートが集うこの場所は、今後も地域の発展に寄与し続けることでしょう。

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