日向夏美

日向夏美：地球を守るヒロイン

日向夏美は、吉崎観音氏による漫画作品『ケロロ軍曹』に登場する主要人物の一人です。ケロロが居候する日向家の長女であり、物語におけるヒロイン的な存在として描かれています。

人物像

夏美は吉祥学園中等部に通う中学2年生。成績優秀かつスポーツ万能であり、学校内では「吉中の護衛神」として知られています。正義感が強く、地球侵略を企むケロロ小隊を阻止するために、日々奮闘しています。普段は弟の冬樹や母の秋と暮らしており、家族を大切に思う優しい一面も持ち合わせています。一人称は「私」で、水色を好みます。

パートナーはギロロ伍長。ギロロは夏美に好意を抱いており、彼女を様々な危機から守ります。

外見・体格

身長は158cm、体重は48kg。スリーサイズはB80・W56・H80。ピンク色の髪をツインテールにしています。母親譲りのプロポーションの持ち主で、スタイルが良いことでも知られています。しかし本人は、胸が大きいと運動しにくいため、コンプレックスに感じているようです。

アニメ版では、子供向け作品ということもあり、原作に比べてプロポーションは控えめに描かれています。

能力

夏美は、作中で最強クラスの戦闘能力を持つキャラクターとして描かれています。ケロン軍からは「地球軍最終防衛ライン」として認識されており、その武力は地球の平和を脅かす存在にとって大きな脅威となっています。ケロロのキックを受けると「105Gの力がかかる」とされ、その破壊力は作中でも度々言及されています。

また、学力も高く、冬樹よりも優秀な成績を収めています。しかし、学業以外の知識は乏しい一面も。

性格

明るく活発な性格ですが、短気で怒りっぽく、プライドが高い一面も持ち合わせています。小学生の頃は「女ジャイアン」「デビル・サマー」と呼ばれ、恐れられていた時期もありました。しかし、根は寂しがり屋で、秋に甘えるママっ子な一面も。

また、非常に怖がりでオカルトを嫌いますが、霊感体質であるため、心霊体験をすることも少なくありません。重度のあがり症でもあります。

地球防衛

ケロロ小隊を始めとする宇宙人を警戒しており、彼らの侵略を阻止するために戦います。基本的には武力による強硬な対応を取りますが、冬樹の交渉術と連携することで、より効果的に敵に対処することができます。しかし、力押しだけでは対処しきれない相手も存在するため、冬樹のような頭脳派の存在が不可欠です。

人間関係

学校では人気者で、ファンクラブが存在するほど。クラスメートの師走五月・霜月やよいや東谷小雪と仲が良いです。特に小雪からは好意を寄せられていますが、夏美自身は恋愛に鈍感なため、その想いに気づいていません。

侵略者との関係

ケロロに対しては、普段から「ボケガエル」と呼び、ぞんざいに扱っていますが、内心では家族の一員として認めています。ケロロがピンチに陥った際には心配したり、助けたりするなど、優しい一面を見せることもあります。ギロロからは好意を寄せられており、いつも助けてもらっているため、パートナーとしては良好な関係を築いています。

その他のエピソード

作者の吉崎観音氏は、夏美について「僕が今まで描いた事のないタイプの女の子」と語っています。夏美は、様々なコスプレや変身を披露することがあります。代表的なものとしては、クルルの発明品によって変身した大人姿や、パワードスーツ「スーパー723」などが挙げられます。これらの姿は、物語をより一層盛り上げる要素となっています。

夏美は、その魅力的なキャラクター性で、多くのファンを魅了し続けています。

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