日映

日映株式会社について

日映株式会社は、静岡県静岡市葵区に本社を置く企業で、映画館の経営・運営と不動産事業を主な事業としています。特に映画館事業では、「静岡東宝会館」や「藤枝シネ・プレーゴ」といった地域に根ざした映画館を運営しており、地域の方々に親しまれています。

沿革

日映株式会社の社名は、かつて静岡市両替町に存在した「日本映画劇場」を略したものです。その歴史は、1941年（昭和16年）に前身である森岡新聞店が映画館事業を始めたことに遡ります。1955年（昭和30年）には、日本映画劇場を七間町に移転する形で、「静岡東宝劇場」と「静岡東映劇場」が設立されました。その後、1983年（昭和58年）には静岡東宝劇場を改築し、複数スクリーンを有する「静岡東宝会館」を開館しました。


1983年（昭和58年）12月17日 - 静岡市七間町に静岡東宝会館を開館。
1998年（平成10年） - 富士市に富士シネ・プレーゴを開館。
2009年（平成21年）2月28日 - 藤枝市のBiVi藤枝に藤枝シネ・プレーゴを開館。
2010年（平成22年）4月16日 - 富士シネ・プレーゴを閉館。
2011年（平成23年）2月5日 - 静岡東宝会館をリニューアルオープン。
2011年（平成23年）2月9日 - 本社ビル建て替えのため、事務所を静岡東宝会館内に移転。

映画興行部門

現在、日映株式会社は以下の映画館を運営しています。

静岡東宝会館（静岡県静岡市葵区七間町）：5スクリーン、計854席。1983年12月17日開館。
藤枝シネ・プレーゴ（静岡県藤枝市）：7スクリーン、計890席。2009年2月28日開館。

かつては、「富士シネ・プレーゴ」も運営していましたが、2010年4月16日に閉館しました。富士シネ・プレーゴは、富士都市圏で初めてのシネマコンプレックスとして1998年に開館しましたが、入居していた商業施設の閉鎖と建物の耐震性の問題により閉館となりました。

また、日映株式会社は、鹿児島県鹿児島市のシネマコンプレックス「天文館シネマパラダイス」へ業務支援も行っています。

不動産事業部門

日映株式会社は、不動産事業も展開しており、2012年からは「フィエスタ両替町」の運営を行っています。かつて存在した「日映森岡ビル」は老朽化のため2011年に解体されました。

フード事業部門

その他、ラーメン店や焼肉店などのフランチャイズ事業も展開しています。

七ぶらシネマ通り

静岡東宝会館のある静岡市葵区七間町は、かつては「映画の街」として賑わっていました。日映株式会社の他にも、静活も映画館を運営しており、映画文化を牽引していました。しかし、静活は2011年10月5日に新静岡セノバに移転し、七間町にあった6館9スクリーンは全て閉館しました。

グループ会社

日映エンタープライズ
DUOコーポレーション

外部リンク

日映株式会社ホームページ
静岡東宝会館通信
* 静岡東宝会館 (@tohokaikan) - X（旧Twitter）

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