日朝国交正常化推進議員連盟

日朝国交正常化推進議員連盟について

日朝国交正常化推進議員連盟（にっちょうこっこうせいじょうかすいしんぎいんれんめい）は、日本の超党派で結成された議員連盟であり、主に自民党の山崎拓氏や民主党の川上義博氏らが中心となって、北朝鮮との交流促進を重視しています。この議員連盟は、2008年5月22日に設立総会を行い、正式に結成されました。

目的と活動内容

この連盟の主な目的は、北朝鮮との関係を改善し、日朝国交正常化を進めることです。特に、北朝鮮が抱える核問題や拉致問題、ミサイル問題などを解決するために、日朝平壌宣言に基づいた交渉を推進することを目指しています。連盟は、政府に対して働きかけを行い、実際に北朝鮮を訪問して交渉を行うという活動も行っています。

結成当初は、参加を希望する議員が100名近くになりそうな見込みでしたが、国民の反発を受けて参加をためらう議員が増え、実際の参加者は70名をわずかに超える程度にとどまりました。ただし、この理念に賛同しながらも、参加表明をしていない議員も存在しています。

活動の再開

2011年から活動が一時停止していましたが、2018年6月21日に議員会館で総会を開き、約40名の与野党議員が再び集まり、活動を再開しました。この再開時には、小泉純一郎元首相の初訪朝時の交渉役であった田中均元外務審議官や、朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」から金志永・平壌支局長が講師として招かれました。

参加議員と役員

連盟の会長には自民党の衛藤征士郎氏が就任し、会長代行には同じく自民党の額賀福志郎氏がついています。また、幹事長には中谷元氏、幹事長代理には平沢勝栄氏が任命されており、そのほかにも副幹事長や顧問などの役員が配置されています。現在、連盟は自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党、共産党、社民党など6つの政党から構成されており、無所属の国会議員も含まれています。

議員の構成

• - 会長: 衛藤征士郎（自民党）
• - 会長代行: 額賀福志郎（自民党）
• - 幹事長: 中谷元（自民党）
• - 幹事長代理: 平沢勝栄（自民党）
• - 副幹事長: 空席
• - 顧問: 二階俊博（自民党）、岸田文雄（自民党）、井上義久（公明党）、菅直人（立憲民主党）、福島瑞穂（社民党）

副会長や役員についても多くの議員が名を連ねており、具体的には自民党からは石破茂氏や小島敏文氏、石井正弘氏らが参加しています。それ以外にも立憲民主党や日本共産党からも多くの議員が名を連ね、日朝関係改善に向けた意見交換を行っています。

関連項目

この議連は、日朝友好議員連盟や日韓議員連盟、日中友好議員連盟、そして拉致議連などの他の議員連盟とも連携しながら、広範囲な外交活動を展開しています。

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