日本とアイスランドの関係

日本とアイスランドの関係

日本とアイスランドの二国間関係は、両国が共に経済協力開発機構（OECD）の加盟国であるという共通点を持ち、長年にわたり友好的な関係を築いています。

歴史

1814年、アイスランドはデンマーク王国の領土となりました。1867年に日本とデンマークが修好通商航海条約を締結したことで、アイスランドと日本間の貿易はデンマークを介して行われるようになりました。その後、アイスランドは1944年に独立し、アイスランド共和国となりました。日本は1956年にアイスランドと外交関係を樹立しました。

1999年6月には、当時の小渕恵三内閣総理大臣が日本の総理大臣として初めてアイスランドを公式訪問し、日・北欧首脳会談に出席しました。この訪問中に、小渕総理はレイキャビクに日本大使館を開設することを決定し、アイスランドも日本に大使館を設置する意向を示しました。両国は2001年に互いの首都に大使館を開設し、2003年には在日アイスランド商工会議所も開設されました。2005年には、アイスランドが日本との自由貿易協定締結に向けた交渉を提案しました。2016年には、両国は国交樹立60周年を迎えました。

要人の往来

アイスランド政府要人の訪日

ダヴィード・オッドソン首相（1994年、2003年）
ハルドール・アウスグリムソン首相（2005年）

日本政府要人のアイスランド訪問

小渕恵三内閣総理大臣（1999年）

貿易

日本はアイスランドにとって重要な貿易相手国です。2016年時点では、アイスランドから日本への輸出額は約174億円、輸入額は約73億円となっており、日本は約100億円の貿易赤字となっています。アイスランドから日本への主な輸出品はカラフトシシャモなどの魚介類であり、日本からの輸出品は自動車や機械製品などが中心です。

文化・教育

文化交流も活発に行われています。2003年にはアイスランド大学が日本語コースを開設しました。これはアイスランドの大学で初めてアジアの言語と文化を学ぶことができるコースです。日本においても、金沢大学人間社会学域人文学類言語文化コースなどでアイスランド語を学ぶことができます。また、京都大学、九州大学、岩手大学、西南学院大学、京都産業大学などはアイスランド大学と交流協定を締結し、交換留学などを実施しています。

外交使節

駐アイスランド日本大使・公使
駐日アイスランド大使・公使

関連項目

在アイスランド日本国大使館
駐日アイスランド大使館
コールド・フィーバー
北北西に曇と往け

外部リンク

駐日アイスランド大使館
在アイスランド日本国大使館
在日アイスランド商工会議所
* 駐日アイスランド大使館 (@IcelandEmbTokyo) - X（旧Twitter）

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