日本へそ公園駅

日本へそ公園駅の概要

日本へそ公園駅（にほんへそこうえんえき）は、兵庫県西脇市上比延町に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）加古川線の駅です。この駅は、日本へそ公園に近いことから訪れる観光客や地元の人々に利用されています。また、2003年に開催された第4回近畿の駅百選に選ばれたことで、その名は広まっています。

駅の歴史

日本へそ公園駅の歴史は1985年に始まります。5月4日には起工式が行われ、7月15日には国鉄加古川線の比延駅から黒田庄駅の間に臨時駅として開業しました。この時点では駅員が配置されておらず、旅客のみの取り扱いが行われていました。1987年4月1日には国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の臨時駅として管理されるようになりました。そして、1987年12月23日には通年営業の駅としての運営を開始しました。

1990年には加古川鉄道部の管理下に入り、2003年には近畿の駅百選の選定を受けるなど、徐々にその存在感を増していきました。さらに、2009年7月1日からは加古川鉄道部が廃止され、神戸支社の直轄駅として管理が変更されました。

駅の構造

日本へそ公園駅は、谷川方面に向かって右側に単式ホームを1面1線設けた地上駅です。ホームの長さは74メートル、幅は2.5メートルであり、3両編成の列車が停車可能です。この駅は加古川駅によって管理されている無人駅であり、駅舎は存在しませんが、屋根のデザインは隣接する岡之山美術館の一部として見ることができます。自動券売機や乗車駅証明書発行機は設置されておらず、利用者は不便な点もあります。なお、トイレは駅の北側の道路沿いに設けられています。

利用状況

2019年度のデータによれば、日本へそ公園駅の1日平均乗車人員は8人という結果が出ています。近年では、この駅の利用状況は変動しているものの、乗車人数は少ないままですが、地域の重要な交通手段として役割を果たしています。

駅周辺の環境

日本へそ公園駅は加古川沿いに位置し、駅周辺には美術館や総合公園が広がっています。また、駅の北側には「日本のへそ（大正のへそ）」と呼ばれる経緯度交点の標柱があり、訪れる人々には特別な意味を持っています。対岸の国道175号を利用すれば、道の駅北はりまエコミュージアムや西脇公園にもアクセスが可能です。

バス路線

駅からは上比延芦谷や日本へそ公園東のバスが運行されています。また、エコミュージアムや西脇市役所へのアクセスも提供されています。バス路線が整備されていることで、地域住民や観光客の利便性が向上しています。

隣の駅

日本へそ公園駅の隣には加古川線の比延駅と黒田庄駅があります。これにより、周辺地域への移動が容易になっています。

日本へそ公園駅は静かな雰囲気の中で、地元の人々や観光客に愛され続けています。

もう一度検索