日本アルプスサラダ街道

日本アルプスサラダ街道

日本アルプスサラダ街道は、長野県松本地域西部にある観光道路です。この街道は、野菜や果物栽培が盛んな市町村を結び、豊かな自然と農産物に触れることができるルートとして知られています。

歴史と目的

1988年、大規模な観光開発ではなく、日常の農村風景を観光資源として活用するというコンセプトで始まりました。この街道の目的は、観光客に農村のありのままの姿を体験してもらうことでした。かつては日本アルプスサラダ街道協議会が主催で、街道ウォークなどのイベントも開催されていましたが、2018年4月時点で公式サイトは消滅しており、当時のドメインも無関係の会社が取得しています。

概要

全長31.5kmのこの街道は、以下の地点を結んでいます。

起点: 長野県塩尻市（桔梗ヶ原北交差点＝国道19号交点）
終点: 長野県安曇野市（楡交差点＝安曇野市道（安曇広域農道）交点）

この区間は、塩尻市道、長野県道293号上今井洗馬停車場線、長野県道292号御馬越塩尻停車場線、長野県道291号新田松本線、長野県道25号塩尻鍋割穂高線、松本市道、長野県道25号塩尻鍋割穂高線、安曇野市道などの複数の道路で構成されています。

街道は直線ではなく、カーブが連続する区間や、車線のない区間も存在します。そのため、走行や歩行の際は十分な注意が必要です。

沿線の見どころ

街道は、以下のエリアを通過し、それぞれ異なる特徴を持っています。

塩尻エリア（塩尻市）

塩尻市は、特産のぶどうを使ったワイン醸造が盛んで、複数のワイナリーが存在します。洗馬地区では、レタスなどの高原野菜が多く栽培されています。起点の周辺は住宅地や工業団地が広がっていますが、奈良井川以西は美しい農村風景が広がります。

朝日エリア（朝日村）

朝日村では、ジャガイモとそばの栽培が盛んです。このエリアでは、のどかな農村風景が楽しめます。

山形エリア（山形村）

山形村は長いもの栽培が盛んです。唐沢地区の唐沢そばは特に有名です。このエリアでは、畑の中に郊外型の店舗や公共施設、住宅が点在する風景が見られます。

波田エリア（松本市波田）

旧波田町地区で、平成の大合併により松本市に編入されました。下原スイカが有名で、恋人の丘サラダマーケットでは新鮮な野菜を購入できます。住宅地を抜け、波田市街地へと続きます。

梓川エリア（松本市梓川）

旧梓川村地区で、こちらも平成の大合併により松本市に編入されました。りんご栽培が盛んで、水田やりんご畑が広がる風景の中を街道が通ります。

安曇野エリア（安曇野市）

安曇野市に入ると、りんご畑の中を走るルートとなります。このエリアも豊かな自然に囲まれています。

注意点

日本アルプスサラダ街道は、カーブや車線のない区間があるため、走行や歩行の際には十分に注意してください。沿線の風景を楽しみながら、安全な旅を心がけましょう。

外部リンク

[日本アルプス観光連盟](外部リンクが記載されたが、URLは不明）

もう一度検索