日本カイロプラクターズ協会

一般社団法人日本カイロプラクターズ協会（JAC）

一般社団法人日本カイロプラクターズ協会（Japanese Association of Chiropractors、略称：JAC）は、東京都港区に本部を置く、日本のカイロプラクティック業界における主要な民間団体です。世界カイロプラクティック連合（WFC）に、日本を代表する団体として加盟しています。

概要

代表者: 会長 高柳師門
会員数: 420名（2016年1月現在）
名誉会長: 赤松正雄（元厚生労働副大臣・元衆議院議員）
本部: 東京都港区西新橋3-24-5

沿革

1998年3月: 設立。
1999年: 世界カイロプラクティック連合（WFC）の日本の代表団体となる。
2006年: 有限責任中間法人として活動。
2008年12月: 法改正に伴い、一般社団法人として活動。
2018年: 日本カイロプラクティック科学学会を設立。
2021年4月: 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の業種別ガイドライン一覧に、カイロプラクティックオフィスにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策ガイドラインが掲載。

目的

WFCが承認する日本で唯一の会員組織としての自覚に基づき、正しいカイロプラクティックの普及と業界の発展を図り、国民の健康に寄与することを目的としています。

会員

正会員は、カイロプラクティック教育評議会（CCE）の基準に基づく教育プログラムを修了した者、またはJACが承認したカイロプラクティック標準化プログラム（CSC）、安全教育プログラムを修了した者で構成されています。

カイロプラクターの名称使用基準

WFCは、カイロプラクターの資格が法制化されていない国における「カイロプラクター」という名称の使用基準を定めています。JACはこの基準を実践し、日本のカイロプラクティックの法制化を目指しています。

見解

名誉会長の赤松正雄は、厚生労働省のカイロプラクティックに対する姿勢を批判しています。安全性ばかりを重視し、有効性の検証を避ける姿勢を問題視し、安全性と有効性の両面から検討するよう求めています。

消費者庁が発表したカイロプラクティックによる健康被害に関する注意喚起に対しては、情報の検証が不十分であるとして、JACは公表に反対しています。具体的には、被害報告が事実に基づいているか、施術者の教育背景が考慮されているか、施術と被害の因果関係が明確であるか、などの点が検証されていないと主張しています。

脚注

一般社団法人日本カイロプラクターズ協会公式サイト

関連項目

カイロプラクティック
カイロプラクター
登録カイロプラクター
世界カイロプラクティック連合
日本カイロプラクティック登録機構
国際スポーツカイロプラクティック連盟
日本スポーツカイロプラクティック連盟
医業類似行為
代替医療
偽医療
疑似科学
ヘルスケア
手技療法
オステオパシー
整体

外部リンク

一般社団法人日本カイロプラクターズ協会
日本カイロプラクティック科学学会

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