日本カバヤ・オハヨーホールディングス

日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社について

日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社（Nippon Kabaya Ohayo Holdings Inc.）は、岡山県岡山市北区に本社を構える持株会社で、カバヤ・オハヨーグループの中心的な存在です。代表取締役CEOの池田基煕氏は、旧岡山藩主池田家の第17代当主であり、地域に深い歴史的背景を持つ人物です。

グループの形成と持株会社への移行

カバヤ・オハヨーグループは、主にカバヤ食品とオハヨー乳業を基盤に形成されてきました。持株会社化の背景として、2016年2月12日に日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社が設立され、その数ヶ月後の2016年4月1日に持株会社体制へと移行しました。この変更により、経営の意思決定や監督機能はすべて持株会社に集約され、グループ全体の効率的な運営が可能となっています。

事業展開と最近の動向

2023年7月31日には、ペットショップ事業を運営するライフパートナーイケダ株式会社の事業が新設分割され、そのほとんどが新設会社に引き継がれました。旧法人は「株式会社イケダペットファーム」に商号変更し、その後オハヨー乳業に吸収合併されています。これにより、グループは事業戦略の見直しを行い、効率的な運営を模索しています。

2024年には、カバヤ食品の株式持分の一部を東京都内の投資会社である「D Capital」に売却する計画が発表されました。これに伴い、カバヤ食品はグループから外れることになります。7月末には特別目的会社がその株式を取得し、グループのWEBサイトや本社からカバヤ食品の社名およびロゴも撤去されることが決定しました。このように、グループ内での変動が続いており、今後の動向が注目されています。

グループ企業の紹介

日本カバヤ・オハヨーホールディングスは、以下のような多様なグループ企業を抱えています。

• - オハヨー乳業株式会社：牛乳・乳製品の製造販売を行う。
• - エクセルパック・カバヤ株式会社：包装や印刷関連サービスを提供。
• - 株式会社スクエアビル：不動産事業で、岡山駅前の複合ビル「ターミナルスクエア」の管理を担当。
• - 株式会社瀬戸内海経済レポート：経済研究センターの改組で発足。
• - 株式会社リンク＆リンケージ：物流およびシステムインテグレーション事業を展開。
• - 東京レジャー開発株式会社：複数のゴルフ場を運営。

また、ライフデザイン・カバヤ株式会社やトータルアシスト・カバヤ株式会社などもグループの一員として機能し、地域密着型のビジネスモデルを推進しています。

関連会社とその影響

関連会社には、カバヤ食品株式会社（30%の株式保有），岡山放送株式会社（34.1%の株式保有）などがあり、グループ全体のネットワークを広げています。特に、株式会社池田動物園が筆頭株主となっていることから、地域社会への貢献も期待されています。

日本カバヤ・オハヨーホールディングスは、その歴史と伝統を活かしながら、時代に対応したビジネス戦略を展開し、地域に根ざした企業としての存在感を維持しています。

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