日本コンベンションサービス

日本コンベンションサービス株式会社について

日本コンベンションサービス株式会社（英語：JAPAN CONVENTION SERVICES, INC.）は、1967年に設立された日本初のコンベンション運営会社です。国際会議や医歯薬系のコンベンションを中心に、さまざまなイベントの企画・運営を行っており、通訳翻訳サービス、人材派遣、公共サービス、各種コンサルティングなど、多岐にわたる業務を展開しています。

会社の展開と提携

2008年には、32カ国に広がるネットワークを持つ世界最大のプロフェッショナルコングレスオーガナイザー（PCO）であるMCIグループとの提携を結び、合弁会社「MCI-JCS Japan」を設立しました。この提携により、両社は国際的な規模での業務の幅を広げ、世界最大規模のPCOグループを形成しています。

沿革

設立以来、数々の重要なイベントの運営を手がけてきました。特に1970年の日本万国博覧会政府代表者会議や、1985年の東京国際映画祭、1990年の国際花と緑の博覧会の運営は大きな成功を収めました。さらに、1995年にはAPEC閣僚会議関連行事を運営し、2008年には北海道洞爺湖サミットにおいてG8首脳会合の準備運営と通訳を担当しました。

このように、同社は国内外の大規模な国際会議における運営経験が豊富で、信頼性の高いサービスを提供しています。特に、国際会議における専門的なコーディネーターとしての役割を果たすため、同社は CMP（Certified Meeting Professional）という国際的な認証資格を持つ人材を多く抱えており、これは国内でも最多の数字となっています。

サービスの多様性

日本コンベンションサービスでは、通訳・翻訳サービスだけでなく、専門の運営スタッフの教育や派遣、IT技術を活用したイベント管理システムの導入なども行っています。加えて、最近では参加者向けのアプリサービスや自動販売機を通した参加証の提供など、現代のニーズに応じた様々なサービスを展開しています。

さらに、近年はMICE（Meeting, Incentive, Convention, Exhibition）分野への業容拡大を図り、自治体やデベロッパーへのコンサルティング、インセンティブツアーの企画・運営、大型会議場の運営、公共施設の管理など、幅広い分野でのサービス提供も行っています。

事業所

日本全国に支社を展開しており、国内の多様な地域でサービスを提供しています。北海道や東北、中部、関西、九州など各地域に支社を置き、それぞれの地域特性に応じた活動を展開しています。

このように、1社でありながら広範なビジネスを展開している日本コンベンションサービス株式会社は、今後も国内外のイベントの成功を支える重要な役割を果たしていくことでしょう。

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