株式会社日本デジコムについて
株式
会社日本デジコム(Japan Digital Communications Ltd、略称: JDC)は、
1999年に
東京都中央区八丁堀で創業した
電気通信事業者です。衛星通信に特化したサービスを数多く展開し、世界中のビジネスシーンで活用されています。
沿革
創業からの進展
1999年2月、JDCは衛星通信専門のベンチャー企業として始まり、同年3月には
インマルサットサービスプロバイダ認定を取得しました。この時点から、JDCは衛星通信の専門家としての道を歩み始めました。
2001年10月には、イリジウム
衛星電話サービスの取扱を開始。これにより、海外専用の通信機能を提供するようになりました。
2002年5月には
スラーヤ衛星電話サービスを導入。これらのサービスによって、様々な地域での通信を実現しました。
本社移転と新たな認定
2004年11月には本社を
東京都中央区茅場町に移転し、同年12月には
インマルサットPSA認定も取得。これにより、さらなる信頼性と能力向上を果たしました。
2006年には、ベンチャー通信が主催する「ベストベンチャー100社」に選出され、業界内での存在感を示しました。その後、登録
電気通信事業者第327号として受理され、2007年には
インマルサット配下のミニM型および
BGAN型の包括免許を取得しました。
新たなサービスの拡充
2009年には
UQコミュニケーションズと提携し、モバイルWiMAXサービスを開始しました。2012年には、アイサットフォンのGSPS型包括免許を取得し、
スラーヤ衛星携帯電話サービスも展開。
2015年にはIsat Data ProおよびESVサービスの包括免許を取得し、さらなる通信手段を強化しました。また、2019年にはIridiumと
インマルサットGXの包括免許も取得しました。
2020年には、国内最安値の
スラーヤXT-LITEサービスを開始し、個人ユーザー向けにオンラインショップも立ち上げました。これにより、幅広い顧客層へとサービスを提供する体制が整いました。
将来の展望
日本デジコムは2024年8月31日をもって
スラーヤ衛星電話サービスの終了を予定しており、今後の事業展開に注目が集まっています。
提供サービス
- - イリジウム衛星電話サービス
- - スラーヤ衛星電話サービス
- - グローバルスター衛星電話サービス(海外専用)
- - インマルサット衛星電話サービス
- - BGAN及びGSPS型サービス
- - ESV(Earth Station on board Vessel)衛星通信サービス
- - 衛星電話本体及び周辺機器の開発・販売、レンタル、修理
- - 映像伝送機器の開発・販売
- - 各種携帯電話回線サービスの提供
提携先
日本デジコムは、以下の企業と密接に提携しています。
- - Inmarsat
- - THURAYA
- - Marlink
- - SingTel
- - Cobham Satcom
- - Collins Aerospace
- - Honeywell
- - Beam Communications
- - ティーガイア
- - TDモバイル
このように、日本デジコムは信頼性の高い衛星通信サービスを提供し、現在も新しい市場のニーズに応じたサービス展開を続けています。