日本デジタルゲーム学会

日本デジタルゲーム学会（Digital Games Research Association Japan、通称DiGRA JAPAN）は、デジタルゲームに関する学術的な研究を推進する日本の学会です。フィンランドに本部を置く国際的な非営利団体DiGRAの日本支部として、2006年4月に設立されました。

学会の概要

DiGRA JAPANは、デジタルゲームに関する幅広いテーマを研究対象としています。ゲームの悪影響、ゲームデザイン、産業構造、技術開発、シナリオ制作など、多岐にわたる分野をカバーしています。学会の主な活動内容は以下の通りです。

会誌の発行: 学会誌を通じて、会員の研究成果を発表しています。
月例研究会・公開講座の開催: 最新の研究動向や技術に関する情報交換の場を提供しています。
研究部会（SIG）: 特定の研究テーマに焦点を当てた研究グループを組織し、専門的な研究を深めています。

現在（2016年4月時点）の会長は、東京工芸大学の岩谷徹教授が務めています。

学会の沿革

DiGRA JAPANは、設立以来、デジタルゲーム研究の発展に貢献してきました。主な活動の沿革は以下の通りです。

2006年4月28日: 学会設立。
2006年5月19日: 東京大学本郷キャンパスにて設立総会を開催。
2006年11月: コンピュータエンターテインメント協会会長の和田洋一氏と、初代学会長の馬場章氏による公開講座を開催。
2007年9月24日 - 28日: 国際学術会議「DiGRA 2007」を東京大学にて開催。JAPAN国際コンテンツフェスティバル(Cofesta)のオフィシャルイベントとして、東京ゲームショウの翌週にCEDECと同時開催されました。
2010年12月: 第1回大会を開催。第1回日本デジタルゲーム学会賞は、馬場章氏が受賞。

他の関連組織との違い

DiGRA JAPANは、関西を中心に活動しているゲーム学会（GAS、Game Amusement Society）とは異なる組織です。両者は、それぞれ独立した学会として活動しています。

関連団体

ゲーム学会: ゲームに関する研究を行う学会の一般的な名称。
コンピュータゲーム: デジタルゲームの学術的な研究対象。
情報処理学会: ゲーム情報学研究会グループなどが活動しています。
日本シミュレーション&ゲーミング学会: シミュレーションとゲーミングに関する研究を行う学会。
RGN（コンピュータゲームのデザインと物語についての研究会）: コンピュータゲームのデザインと物語に焦点を当てた研究会。
GAP（GameArchiveProject）: 学会副会長の細井浩一氏が率いる、ゲームアーカイブに関するプロジェクト。

外部リンク

日本デジタルゲーム学会
DiGRA (Digital Games Research Association)
* ゲーム[[学会]](https://www.gameamusementsociety.org/) - 別組織

DiGRA JAPANは、デジタルゲームの学術研究を牽引する重要な役割を担っており、今後の研究活動の発展が期待されます。

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