日本ハンドボール協会

日本ハンドボール協会

公益財団法人日本ハンドボール協会（Japan Handball Association、略称: JHA）は、日本国内におけるハンドボール競技の全般を監督し、代表する組織である。この協会は、1938年に設立されて以来、日本のハンドボール界を支え続けてきた。

沿革

日本ハンドボール協会の起源は、1931年に東京市会が提案したオリンピック東京招致案に遡る。その際、ハンドボールの開催も考慮され、1934年には日本陸上競技連盟内で日本送球協会の設立準備委員会が設置された。そして、1938年に正式に日本送球協会が設立され、初代会長に平沼亮三が就任した。

1942年、永井松三が2代目会長に就任し、以降しばらくの間、競技団体は大日本体育会の管理下に置かれたが、1946年に協会は復活し、公式名称を「送球」から「ハンドボール」へと変更した。1950年には全日本選手権が復活し、競技の普及が進む中、日本は国際ハンドボール連盟（IHF）にも加盟し、国際舞台での活動を強化した。

その後、ハンドボールは昭和30年代に入ると、男女ともに7人制に統一された。1960年代には世界選手権への参加を果たし、1970年代にはアジアハンドボール連盟が設立され、国際的な地位を向上させるための基盤が整えられた。

主な大会と組織構成

現在、日本ハンドボール協会は、多くの国内大会を組織しており、主な大会には次のようなものがあります：

• - 日本ハンドボール選手権大会
• - 全日本社会人ハンドボール選手権大会
• - 全国クラブハンドボール選手権大会
• - ジャパンオープンハンドボールトーナメント

また、地域毎に各都道府県協会や学生、社会人部門の連盟が存在し、幅広い層でハンドボールが楽しめるようになっている。これにより、選手育成や競技の普及が促進されている。

歴代会長と近年の動向

歴代の会長には、平沼亮三（初代）、永井松三、式場隆三郎、鈴木達雄、田村正衛、斎藤英四郎、米倉功、渡邊佳英、湧永寛仁などが名を連ねており、最近では2023年に金丸恭文が会長に就任した。協会は、様々な課題に直面しながらも、国内外の大会での競技力向上や選手育成に力を入れている。

まとめ

日本ハンドボール協会は、その設立以来、様々な変革と発展を続けてきた。競技の普及活動や組織の強化を進める中で、国内外の舞台で活躍する選手たちへ、より良い環境を提供するための努力を惜しまない。これからも日本ハンドボールのさらなる発展を目指し、競技界全体を支える役割を果たし続けることが期待されている。

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