日本プレスセンタービル
日本プレスセンタービル(Nippon Press Center Building)は、
東京都千代田区内幸町に位置する、日本の主要な建築物です。このビルは公益社団法人日本記者クラブや一般社団法人
日本新聞協会など、多くの報道機関が入居しており、国内の報道活動の重要な拠点となっています。
概要
日本プレスセンターは
1972年に設立されました。これは、訪日する海外賓客や国内の関連人物の記者会見を行う専門施設を作る目的で、
日本新聞協会に加盟する58社が中心となり組織されたものです。初めは渋谷区にあったNHK東京放送会館の跡地で、
1974年に着工、
1976年に竣工しました。竣工式には当時の内閣総理大臣三木武夫が出席し、政治的にも重要視される施設であったことが窺えます。
このビルは再開発地区「日比谷シティ」の一部を成しており、その環境への配慮が評価されています。具体的には、CO2排出削減に向けて、高効率照明器具や中央監視システムによる24時間のエネルギー監視が行われており、持続可能な開発において先進的な取り組みを見せています。この努力が認められ、ビルは2011年に公益社団法人ロングライフビル推進協会が主催する第20回BELCA賞を受賞し、さらに一般社団法人
日本建設業連合会が認定する第19回BCS賞も同年に獲得しました。
歴史的な背景
日本プレスセンターの設立から竣工までの流れは以下の通りです:
- - 1972年: 株式会社日本プレスセンターが設立される。
- - 1974年: ビルの着工が始まる。
- - 1976年: ビルが竣工し、正式に開業。
- - 1978年: 一般社団法人日本建設業連合会主催の第19回BCS賞を受賞。
- - 1981年: ビルは日比谷シティの一部として、富国生命ビルや日比谷国際ビルヂングとともに重要な役割を果たす。
- - 2011年: ロングライフビル推進協会から第20回BELCA賞(ロングライフ部門)を受賞。
入居している報道機関
このビルには、特に新聞社や放送局など、各種報道機関が入っています。具体的には、次のような組織が入居しています。
新聞社
放送局
このように、日本プレスセンタービルは報道機関の連携や情報発信の場として、重要な役割を果たしています。また、建物の設計や運営においても最新の技術が取り入れられ、報道の現場に適した環境が整備されています。さらに、地域の発展や環境への思いを持つ報道機関として、今後もその重要性は高まっていくことでしょう。
外部リンク