日本ベンチャー協議会

日本ベンチャー協議会について

日本ベンチャー協議会（Japan Venture Conference）は、2000年に設立されたベンチャー企業支援を目的とした任意団体です。創設者は日商インターライフの創業者である天井次夫氏らで、ベンチャー企業の成長を後押しするための様々な活動を行っていました。

組織概要

会員数は最盛期には328社に達し、楽天やサイバーエージェントなどの著名な企業も名を連ねていました。しかし、2006年のライブドアショックを境にベンチャー企業への社会的な風当たりが強まり、新規株式公開（IPO）数も大幅に減少。このような状況を受け、2008年に協議会は解散しました。

活動内容

日本ベンチャー協議会は、会員企業間の交流を促進する異業種交流会としての役割を担っていました。主な活動としては、以下のものが挙げられます。

フォーラム開催: ベンチャービジネスに関する最新動向や課題について議論する場を提供。国内外の大学と連携したフォーラムも開催していました。
視察旅行: 会員企業が海外の先進的な企業や市場を視察する機会を設け、新たなビジネスチャンスの創出を支援していました。
就職支援: 学生向けの就職イベント「ベンチャー就職コロシアム」を開催し、ベンチャー企業への就職を促進していました。

沿革

2000年5月: 設立総会開催（会員数39社）
2001年5月: 事務局を東京都中央区銀座に設置
2002年7月: 日中ベンチャービジネス・フォーラム開催
2003年7月: 日韓ベンチャー経済人フォーラム開催
2004年8月: マイクロソフト米国本社視察ツアーを実施。ビル・ゲイツ会長との意見交換会も開催
2005年7月: 香港・マカオ視察旅行を開催
2005年12月: ベンチャー就職コロシアム2006開催（参加企業38社）
2006年4月: ベンチャーフォーラムin京都大学を開催
2006年12月: ベンチャー就職コロシアム2007開催（参加企業32社）
2007年5月: ベンチャーフォーラムin北京外国語大学を開催

役員企業

協議会を支えた役員企業には、以下のような企業が含まれていました。

ドンキホーテホールディングス
フルキャストホールディングス
楽天
USEN
テイクアンドギヴ・ニーズ
エン・ジャパン
まぐクリック
鉄人化計画
サイバード
サイバーエージェント
ベネフィット・ワン
レックス・ホールディングス
パソナテック
エフアンドエム
ドリコム
日本駐車場開発
ベルーナ
ネットプライス
エリアクエスト
光通信
セントラルサービスシステム
日商インターライフ
ユーラシア旅行社

会員企業

幅広い業種の企業が会員として参加していました。

ア行: アーバネットコーポレーション、アイケイ、亜細亜証券印刷、アジアパシフィックシステム総研、アスコット、アドバンスクリエイト、アトラス、インデックス、エイブルコーポレーション、SBSホールディングス、エフアンドエム、エリアリンク、エン・ジャパン、オレガ
カ行: カイト、カメラのキタムラ、KLab、クリード、ケイブ、コンサルティングファーム
サ行: サイバーエージェント、サイバード、さくらインターネット、ザッパラス、サミー、サンプラザ、サンユー、ジャパンベストレスキューシステム、ジョイント・コーポレーション、新日本監査法人、新日本建物、Zプラス、セルシス、センチュリー21、セントラルサービスシステム
タ行: タカショー、翼システム、ティーネット、テイクアンドギヴ・ニーズ、テー・オー・ダブリュー、鉄人化計画、東栄住宅、トーセイ、ドン・キホーテ
ナ行: 日本駐車場開発、ネオキャリア、乃村工藝社
ハ行: パナソニック、光通信、プラザクリエイト、プロネクサス、ベネフィット・ワン、ベルーナ、ポリゴンマジック
マ行: まぐクリック、メンバーズ、モック
ヤ行: 焼肉屋さかい、安田企業投資、ユーラシア旅行社
ラ行: ライブドア、楽天

外部リンク

ベンチャー団体のネットワークを投資に活用・バリュークリエーション - NIKKEI NET 2002年10月2日記事
日本ベンチャー協議会が就活生に向け「ベンチャー就職コロシアム2006」開催 - 人事支援業界ニュース 『日本の人事部』
あの「日本ベンチャー協議会」が解散へ - アクセスジャーナル 2008年3月15日記事

日本ベンチャー協議会は、短期間ながらも日本のベンチャー企業を支援する上で重要な役割を果たしました。その活動は、今日の日本のベンチャーエコシステムの発展に繋がったと言えるでしょう。

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