日本ペア碁協会

公益財団法人日本ペア碁協会は、ペア碁の普及活動を推進する日本の団体です。囲碁の普及と国際交流を目的としており、1994年の設立以来、様々なペア碁棋戦やイベントなどを開催しています。

歴史

ペア碁は、滝久雄の発案により、アマチュア囲碁ファンの間で広まりました。1990年には、滝が社長を務めるNKB社がスポンサーとなり、「国際囲碁アマチュア・ペアトーナメント大会」が毎年開催されるようになります。1994年5月24日には、文化庁の承認を受け、「財団法人日本ペア碁協会」が設立されました。同年12月には、協会設立を記念して、プロ棋士による「リコー杯ペア碁選手権」が開催され、こちらも毎年恒例のイベントとなっています。

2006年からは「関西ジュニア・ペア碁大会」、2009年からは「関東ジュニア・ペア碁大会」を開催し、ジュニア世代への普及にも力を入れています。2013年からは、日中韓ペア碁名人選手権にも協力しています。2016年には、世界ペア碁協会とともにペア碁ワールドカップを主催し、国際的な活動も積極的に行っています。

2007年には名称を「財団法人日本ペア碁協会」に変更。2008年に「世界ペア碁協会」を設立し、国際的な連携を強化しています。2010年には公益財団法人に移行し、公益性の高い活動を推進しています。

関連組織との連携

1997年に「囲碁をオリンピックの正式競技にする世話人会」が発足した際には、与謝野馨衆議院議員、渡辺文夫日本棋院理事長とともに、日本ペア碁協会の吉國一郎会長が代表世話人を務めました。

2008年の第1回ワールドマインドスポーツゲームズでは、ペア碁が競技種目に採用され、チームジャパンの囲碁選手団に日本ペア碁協会も参加しました。国際アマチュア・ペア碁選手権大会では、アマチュア日本代表を選出しています。

2010年のアジア競技大会で囲碁競技が採用された際には、JOC加盟団体として全日本[[囲碁連合]]を、日本棋院、関西棋院とともに設立しました。國分正明協会副理事長が、囲碁連合副会長に就任しています。

日本ペア碁協会は、ペア碁の普及を通じて、囲碁の新たな魅力を広め、国際交流を促進することを目指しています。

外部リンク

日本ペア碁協会

もう一度検索