國分正明

國分正明について

國分正明（こくぶん まさあき）は、1936年2月7日に生まれた日本の官僚です。福島県三春町の出身で、東京大学法学部を卒業後、文部省に入省しました。文部省では、社会教育局社会教育課を皮切りに、大臣官房会計課長、高等教育局私学部長、体育局長、高等教育局長など、数々の重要な役職を歴任しました。

1989年4月には大臣官房長に就任し、翌1990年7月には文部事務次官という文部省のトップにまで上り詰めました。文部事務次官退任後は、1992年から1995年まで公立学校共済組合理事長、1995年から2004年まで日本芸術文化振興会理事長を務めました。また、2003年からは財団法人修養団（現在の公益財団法人修養団）の理事長も務めています。

國分氏は、2006年の春の叙勲で瑞宝重光章を受章しました。長年にわたる教育行政への貢献が評価されたものです。しかし、一般財団法人教職員生涯福祉財団の会長職にあった際には、2017年初頭に発覚した文部科学省の天下り問題を受けて辞任することとなりました。

國分氏は、公職以外にも、日本ペア碁協会の副理事長を務めるなど、多岐にわたる分野で活躍しています。その経歴は、日本の教育行政における重要な変遷を体現していると言えるでしょう。

略歴

1958年9月29日：国家公務員採用上級試験（法律）合格
1959年3月：東京大学法学部卒業
1959年4月：文部省入省
1973年：文部省大臣官房会計課副長
1974年6月18日：文化庁文化部著作権課長
1976年5月：鹿児島県教育委員会教育長
1979年7月10日：文部省初等中等教育局地方課長
1981年11月30日：文部省初等中等教育局財務課長
1982年7月9日：文部省大臣官房会計課長
1984年7月1日：文部省高等教育局私学部長
1986年9月1日：文部省体育局長
1988年6月10日：文部省高等教育局長
1989年4月14日：文部省大臣官房長
1990年7月1日：文部事務次官
1992年7月1日：辞職
1992年7月16日：公立学校共済組合理事長
1992年12月1日：公立学校共済組合理事長再任
1994年12月1日：公立学校共済組合理事長再任
1995年12月11日：公立学校共済組合理事長依願退任
1995年12月12日：日本芸術文化振興会理事長
1996年7月16日：日本芸術文化振興会理事長再任
1998年7月16日：日本芸術文化振興会理事長再任
2000年7月16日：日本芸術文化振興会理事長再任
2002年7月16日：日本芸術文化振興会理事長再任
2002年12月13日：独立行政法人日本芸術文化振興会理事長
2004年5月9日：独立行政法人日本芸術文化振興会理事長依願退任
2006年4月29日：瑞宝重光章受章

脚注

[外部リンク]
平成十二年東京都議会会議録第十七号 - ウェイバックマシン (2009年9月15日アーカイブ分)
* 教育福島0134号([[1988年]10月)-006page](https://www.fukushima-ed.jp/kyouiku/07fukushimakyouiku/fukushimakyouiku_h/fukushimakyouiku/kyouikuhukusima/0134/0134-06.pdf)

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