日本健康・栄養食品協会

公益財団法人日本健康・栄養食品協会

公益財団法人日本健康・栄養食品協会（略称：日健栄協、英語名：Japan Health Food & Nutrition Food Association）は、日本国内の健康食品および栄養食品関連企業が集まる主要な業界団体です。

設立経緯

この協会は、1979年（昭和54年）に、当時の民法第34条に基づき財団法人として設立されました。その後の法改正に伴い、2008年12月1日からは施行された「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」などによって一時的に特例財団法人となり、2011年には公益財団法人へと移行しました。

目的

協会の活動は、多岐にわたる目的を追求しています。主な目的は、健康食品、特別用途食品、特定保健用食品、加工栄養食品などに関する国内外の情報を収集し、調査研究を進めることです。そして、これらの食品に関する適切な知識を広く一般に普及啓発することを目指しています。また、食品の栄養表示については、健康増進法の趣旨に沿って、その適正な普及に努めています。さらに、会員企業や関連業界全体の健全な発展を支援するための指導を行い、特に健康食品に関しては、公衆衛生の観点から製品の安全基準を設定し、その基準を満たす製品を認定する制度（JHFAマーク制度など）の運営を通じて、国民の健康の保持増進に寄与することを究極的な目標としています。

主な事業内容

これらの目的を達成するために、協会は様々な事業を展開しています。

健康補助食品の品質・安全性確保: 健康補助食品の成分や安全性に関する規格基準を設定し、その基準に適合した製品に認定マーク（JHFAマーク）を付与する制度の運営や普及活動を行っています。また、製造所の衛生管理や品質管理体制を評価するGMP認定制度や、製品の安全性に関する企業による自主点検を認証する制度の運営も重要な事業です。
保健機能食品等への対応支援: 特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品といった保健機能食品や、特別用途食品について、これらを国の制度に基づき適切に申請し、市場に流通させるための支援や普及活動を行っています。
情報提供と知識普及: 食品表示基準に従った適切な栄養表示の方法について、業界関係者や消費者への周知徹底を図っています。健康補助食品に関する科学的な調査研究に基づき、その正しい知識を普及啓発するための様々な活動を実施しています。これには、学術誌の刊行や海外の関連文献の翻訳なども含まれます。
人材育成: 食品の保健に関する専門的な知識を持ち、消費者や関係者に対して適切な情報提供や相談ができる「食品保健指導士」の養成および認定を行っています。
* 情報収集と提供: 国内外の健康食品、栄養食品に関する最新情報や関連資料を継続的に収集・管理し、会員企業をはじめとする関係者へ提供しています。

これらの事業を通じて、協会は健康食品・栄養食品業界の信頼性向上と、国民の健康な生活の支援に貢献しています。

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