日本商科大学

日本商科大学は、神奈川県川崎市長坂に位置していた新制の私立大学です。その起源は、内モンゴルとの親善を目的とした団体である善隣協会によって1935年に設立された善隣協会専門学校に遡ります。

学制改革を経て善隣大学となり、その後、日本商科大学へと名称を変更しましたが、経営上の混乱などにより、1950年に閉校という結末を迎えました。在籍していた百数十名の学生は、明治学院大学および旧制の明治学院専門学校に引き継がれることとなりました。

閉校後、川崎にあった旧校舎は明治学院の施設として活用され、大学の学生寮や中学校の職業家庭科分教場として1955年まで使用されました。

日本商科大学は、商学部貿易学科のみを擁する単科大学でした。短期間での閉校となりましたが、その歴史は明治学院大学などに引き継がれ、その一部は現在も形を変えて残っています。

参考文献
明治学院, 武藤富男『明治学院九十年史』明治学院、1967年。hdl:10723/1223。

関連項目
保善高等学校
善隣協会専門学校 (旧制)

外部リンク
発展系統図 – 学校法人明治学院

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