日本地雷処理を支援する会

日本地雷処理を支援する会（JMAS）について

日本地雷処理を支援する会（JMAS）は、特定非営利活動法人であり、地雷や不発弾の処理を支援する団体です。その活動の特徴は、自衛官経験者が中核となって活動している点にあります。一般的なNGOとは異なり、専門的な知識と経験を持つ元自衛官が中心となり、危険な爆発物処理活動を安全かつ確実に行っています。

JMASの活動内容

JMASは、カンボジアでの活動を皮切りに、ラオス、パラオ、ミクロネシア連邦など、地雷や不発弾による被害が深刻な地域で活動しています。主な活動内容は以下の通りです。

爆発物処理:
現地人を雇用し、爆発物処理の技術を指導することで、技術移転を図っています。
地雷や不発弾の撤去作業を安全に行い、地域住民の安全を確保します。
地雷除去機の活用:
地雷除去機を導入し、より効率的かつ安全に地雷除去を進めています。
地域社会再建支援:
地雷除去後の土地に、学校建設や道路整備を行い、地域社会の再建を支援します。
井戸の掘削や文房具の寄付など、生活インフラの整備や教育支援も行っています。
地雷危険啓発:
パンフレットや紙芝居などを活用し、現地住民に地雷の危険性を周知し、事故防止に努めています。

JMASの強み

JMASの活動が成果を上げている背景には、以下の点が挙げられます。

自衛官経験者の専門性:
軍事知識や爆発物処理の経験豊富な元自衛官が中心となり、高度な専門性と安全管理能力を発揮しています。
危険な作業を安全に行うためのノウハウを持ち、確実な処理を実現しています。
現地の人々との協力:
現地の人々を雇用し、技術を移転することで、持続可能な活動体制を構築しています。
地域住民のニーズを把握し、地域に根ざした活動を行っています。

JMASに関わる人物

JMASの運営には、以下の様な自衛隊の幹部経験者が携わっています。

会長:
西元徹也（初代会長、元統合幕僚会議議長）
先崎一（2代会長、元統合幕僚長）
折木良一（3代会長、元統合幕僚長）
副会長:
椋木功（元情報本部長）
理事長:
土井義尚（初代理事長、元補給統制本部長）
野中光男（2代理事長、元陸上自衛隊東北方面総監）
荒川龍一郎（3代理事長、元陸上自衛隊中部方面総監）

その他の関連情報

陸上自衛隊:
JMASの活動は、陸上自衛隊の不発弾処理のノウハウが活かされています。
トミカ:
玩具メーカーのタカラトミーから発売された「コマツ対人地雷除去機 D85MS」の売上の一部が、JMASに寄付されました。

JMASは、地雷や不発弾による被害をなくし、平和な社会を実現するために、今後も精力的に活動を続けていくことが期待されます。

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