先崎一

先崎一（まっさき はじめ）

1944年5月4日生まれ、鹿児島県出水市出身の元陸上自衛官。

略歴

1963年3月: 鹿児島県立出水高等学校卒業。
1968年3月: 防衛大学校（第12期）卒業後、陸上自衛隊に入隊。
1979年: 第25普通科連隊第2中隊長（3等陸佐）に就任。
1983年1月: 2等陸佐に昇任。
1987年7月1日: 1等陸佐に昇任。
1988年8月1日: 陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課訓練演習班長に就任。
1991年4月1日: 第39普通科連隊連隊長兼弘前駐屯地司令に就任。
1992年6月16日: 陸上幕僚監部防衛部防衛課長に就任。
1993年7月1日: 陸将補に昇任。
1994年7月1日: 北部方面総監部幕僚副長に就任。
1996年7月1日: 陸上幕僚監部人事部長に就任。
1998年7月1日: 陸将に昇任、第24代第3師団長に就任。
1999年12月10日: 第38代陸上幕僚副長に就任。
2001年1月11日: 第27代北部方面総監に就任。
2002年12月2日: 第29代陸上幕僚長に就任。
2004年8月30日: 第26代統合幕僚会議議長に就任。
2006年
3月27日: 初代統合幕僚長に就任。
5月: 定年延長（3か月）。
8月3日: 退官。
9月: 防衛庁（現防衛省）顧問に就任。
11月: 国家安全保障に関する官邸機能強化会議メンバーに就任。
2012年3月: 防衛省顧問を解嘱。
2016年4月29日: 瑞宝大綬章を受章。

栄典

2016年4月29日: 瑞宝大綬章

人物

先崎一氏は、陸上自衛隊の要職を歴任し、その卓越した指導力と豊富な経験で、日本の防衛体制の強化に大きく貢献しました。特に、初代統合幕僚長として、自衛隊の統合運用体制の確立に尽力しました。

退官後は、日本地雷処理を支援する会の会長として、カンボジアをはじめとする地雷被害国での地雷処理活動を支援。国際社会の平和と安定にも貢献しています。その功績から、2016年には瑞宝大綬章を受章しました。

先崎氏の経歴は、自衛隊の幹部自衛官としての模範となるだけでなく、退官後も社会貢献を続ける人物として、多くの人々に影響を与えています。

脚注

出典：
防衛年鑑2004（防衛年鑑刊行会）

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