日本地震工学会

公益社団法人日本地震工学会について

公益社団法人日本地震工学会（JAEE）は、2001年に設立された学術団体で、主に地震工学に関する研究を推進することを目的としています。地震に関連するさまざまな分野の研究を横断的にとらえ、支援・促進する役割を担っています。学会の本部は東京都港区芝の建築会館に位置し、活動は日本建築学会、土木学会、地盤工学会などの関連団体と密接に協力しながら進められています。

沿革

日本地震工学会は、2000年12月20日に設立総会を開催し、翌年の1月1日に正式に発足しました。その初代会長には、東京大学の名誉教授である青山博之氏が就任しました。この年は、学会が地震工学の研究分野における専門家たちの連携を確立する基盤を築く重要なスタートとなりました。

初代会長から第11代会長までの間に、多くの優れた学者が会長に就任し、学会の活動を支えました。第2代会長には岡田恒男氏が、続いて第3代会長には土岐憲三氏が選ばれ、各代の会長が個々の専門知識を活かして学会の発展に寄与しました。

2003年から2008年の間にも、石原研而氏や北川良和氏、鈴木浩平氏など、著名な教授が次々と会長を務め、学術会議において第一回年次大会を成功裏に開催するなど、学会の認知度と影響力を高めることに貢献しました。

特に2010年に一般社団法人への移行を果たし、その後も継続して公益社団法人としての認定を2013年に取得しました。それにより、より多くの研究者や教育機関との連携が強化されたことにより、地震工学に関連する科学的な貢献が促進されました。

近年の活動

2015年以降、第14代会長に目黒公郎氏が就任したことで、学会はさらなる国際的な交流や共同研究の促進を目指すようになりました。2017年には福和伸夫氏が第15代会長に就任し、地震災害の評価や対策に関する研究を深める努力が強調されました。また、2019年には中埜良昭氏が16代会長として就任し、今後の学会のビジョンや戦略について新たな目標を持ち続けることが重要視されています。

結論

日本地震工学会は、地震工学分野における研究を推進するために設立された重要な学術団体です。設立からの歴史を活かし、今後もさまざまな学会との共同研究や、国内外の震災に対する研究を通じて、より安全で強靭な社会を築くための活動を続けていくことが期待されています。

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