日本奇術協会

公益社団法人日本奇術協会：日本のマジック界を牽引する組織

公益社団法人日本奇術協会（JPMA）は、日本のプロマジシャンにとって唯一の全国組織です。1936年の設立以来、日本の奇術界発展に大きく貢献しており、その活動は多岐に渡ります。

協会の目的と活動

JPMAの主な目的は、奇術の振興です。そのため、協会は以下のような活動を行っています。

公演の開催: 協会主催によるマジックショーやイベントを通して、一般の方々にマジックの魅力を伝えています。大規模な公演から小規模なイベントまで、様々な規模の公演を開催しています。
研修会・講演会の実施: 会員向けの技術向上研修や、マジックに関する講演会などを開催し、会員のスキルアップを支援しています。 新人マジシャンからベテランマジシャンまで、それぞれのレベルに合わせた研修プログラムを提供しています。
調査研究: 奇術の歴史や技法に関する調査研究を行い、日本のマジック文化の継承に貢献しています。 古くから伝わる技法の研究や、最新のマジック技術の調査など、幅広い研究活動を行っています。
国際交流: 国際奇術師協会（FISM）への加盟団体として、国際的な交流活動にも積極的に取り組んでいます。海外のマジシャンとの交流を通して、日本のマジックを世界に発信し、同時に国際的なマジックの動向を学び、日本のマジック界の発展に役立てています。
和妻の保存・継承: 日本の伝統的な奇術である「和妻」の保存と継承にも力を入れています。 和妻独特の技法や文化を後世に伝えるための活動を行っています。
顕彰: 奇術界の発展に貢献した団体や個人を表彰することで、業界全体のモチベーション向上を図っています。
機関誌「ワン・ツー・スリー」の発行: 会員間の情報交換や、マジック界の最新情報などを掲載した機関誌を発行しています。
FISM国内選考会: 国際奇術師協会（FISM）の世界大会への出場者を決定するための国内選考会を開催しています。

協会の歴史

JPMAは1936年に「日本奇術協会」として設立されました。1993年には文化庁の認可を受け、社団法人として発足。1994年にはFISMの正式メンバー団体として承認され、国際的な地位を確立しました。その後も、名古屋支部、関西支部の発足など、組織拡大を続け、現在に至ります。

会長と会員

JPMAには、長年にわたって日本のマジック界を支えてきた多くの著名なマジシャンが会長を務めてきました。現在も、多くのプロマジシャンが会員として活躍しています。会員の詳細は、協会のウェブサイトで確認できます。

奇術の日

1990年には、「1、2、3」の語呂合わせから12月3日を「奇術の日」と制定。毎年、記念イベントを開催し、マジックの魅力を広く伝える活動を行っています。

協会へのアクセス

JPMAに関する詳細な情報や、会員への加入方法などは、協会の公式ウェブサイト、SNSアカウント（X、Instagram）、YouTubeチャンネルなどで確認できます。

まとめ

公益社団法人日本奇術協会は、日本のマジック界を代表する重要な組織です。様々な活動を通して、日本のマジック文化の継承と発展に大きく貢献しています。これからも、マジック界をリードする存在として、更なる活躍が期待されます。

もう一度検索