日本平ロープウェイ

日本平ロープウェイ

日本平ロープウェイは、静岡県静岡市の清水区に位置する日本平駅から駿河区の久能山駅までを運行する索道です。このロープウェイは静岡鉄道が運営しており、観光名所へのアクセスとして非常に人気があります。

路線概要

日本平ロープウェイの全長は1,054メートルで、高低差は120メートルあります。最大勾配は19度46分という急な傾斜を持ち、3線交走式の走行方式によって安定した運行がなされています。走行速度は最高4.7メートル毎秒で、所要時間はわずか5分で、2つの駅を結びます。また、運行するゴンドラは2019年に更新されたカルバテック製で、定員は47名に設定されています。ゴンドラは「あおい号」と「たちばな号」の2両が運行しています。

駅情報

日本平ロープウェイには、久能山駅と日本平駅という2つの主要駅があります。久能山駅は海抜145メートルに位置し、山麓駅として設計されています。一方、日本平駅は海抜269メートルの山頂駅であり、多くの観光客がこの駅から出発して山を訪れます。一般的には、日本平駅から乗車するのが主流ですが、久能山駅からのアクセスも可能です。ただし、久能山駅からは久能山東照宮を目指すための1159段の階段を登る必要があります。

運行ダイヤ

2022年のダイヤによると、日本平駅の始発は9時10分、最終は16時45分で、久能山駅の始発は9時30分、最終は17時となります。これにより、訪れる観光客は効率よく運行スケジュールに合わせて利用できます。

歴史

日本平ロープウェイは、1956年12月に工事が開始され、1957年5月31日に正式に開業しました。その後、2007年には開業50周年を記念して、ラッピング搬器の運行がスタートしました。2022年6月13日には設備更新工事のために営業を一時休止することが発表され、予定通りの工事が行われました。

接続交通機関

日本平駅と久能山駅には鉄道の直通はありませんが、路線バスや自動車を利用することでアクセスが可能です。日本平駅には、「日本平ロープウェイ」バス停があり、しずてつジャストラインのバスが運行しています。また、久能山駅には「久能山下」バス停があり、周辺の交通網ともつながっています。自動車を利用する場合、日本平パークウェイや東名高速道路のスマートICを使うと便利です。

まとめ

日本平ロープウェイは、美しい景色を楽しむことができる索道として、多くの観光客に利用されています。山頂までの短い移動時間で手軽に自然を満喫できることから、訪れる価値があるスポットと言えるでしょう。

もう一度検索