日本映画・テレビ録音協会

協同組合日本映画・テレビ録音協会について

協同組合日本映画・テレビ録音協会は、映画やテレビ番組の制作における録音技術者を中心に構成された職能団体です。この協会は、録音技術者の社会的地位の向上を図るとともに、映画・映像分野の発展に貢献することを目的としています。1961年に日本映画録音協会として設立され、その後、協同組合として改組されました。英語表記はJapan Cinema and Television Sound Creator Association（J.S.A.）です。

協会の目的と活動

協会の主な目的は、以下の通りです。

録音技術者の社会的認知度の向上: 録音技術者の専門性を社会に広く理解してもらうための活動を行っています。
映画・映像分野の発展への寄与: 録音技術の進歩を通じて、映画やテレビ番組の質を高めることを目指しています。
会員相互の連携: 会員間の交流を深め、情報交換や技術向上のための活動を支援しています。

具体的な活動内容としては、機関誌の発行、技術セミナーやワークショップの開催、録音賞の授与などがあります。これらの活動を通じて、会員の技術向上と業界の活性化に貢献しています。

沿革

協会の歴史は以下の通りです。

1961年10月17日: 日本映画録音協会が設立されました。初代理事長は峰尾芳男氏です。
1962年5月30日: 機関誌「録音」の第1号が発刊されました。この機関誌は、会員の情報交換や技術向上のための重要なツールとなっています。
1997年7月: 協同組合日本映画・テレビ録音協会として創立されました。これにより、組織としての基盤が強化されました。
2008年6月: 録音協議会と合併し、より幅広い録音技術者を束ねる組織となりました。

組織と会員

協会の会員数は2020年3月1日時点で201名です。会員は、映画、テレビ、CM、アニメなど、様々な映像作品の録音に携わるプロフェッショナルで構成されています。協会は、会員の技術向上と業界全体の発展のために、様々な活動を展開しています。

関連団体

協同組合日本映画・テレビ録音協会は、他の映像関連の職能団体とも連携しています。主な関連団体は以下の通りです。

日本映画監督協会
日本映画撮影監督協会
日本映画テレビ照明協会
日本映画・テレビ美術監督協会
日本映画テレビ編集協会
日本映画・テレビスクリプター協会
日本映画・テレビプロデューサー協会
日本シナリオ作家協会
日本映像職能連合
* 日本映画メインスタッフ連合会

これらの団体と協力し、映像業界全体の発展を目指しています。

録音賞について

協会は、優れた録音技術を表彰する「日本映画・テレビ録音協会録音賞」を主催しています。この賞は、録音技術者のモチベーション向上と、業界全体の技術水準の向上に貢献しています。

まとめ

協同組合日本映画・テレビ録音協会は、日本の映画・テレビ業界において、録音技術者の重要な役割を担う職能団体です。設立以来、録音技術の発展と業界全体の向上に貢献しており、今後もその活動が期待されます。

出典: 日本映画・テレビ録音協会 - 公式サイト

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