日本消防会館

日本消防会館について

日本消防会館は、東京都港区虎ノ門に所在する、一般財団法人日本消防協会が運営する施設です。消防関係者の活動拠点として、会議室や多目的ホールなどを備えています。

初代日本消防会館（1959年～1980年）

1959年、鉄筋コンクリート造の地上5階、地下1階建ての初代日本消防会館が建設されました。この初代ビルには、東海ラジオの東京支社が入居していたほか、1975年には、同ビル内の会議室で、第一回コミックマーケットが開催されたという歴史的な出来事もありました。初代ビルは、老朽化のため1980年に解体されました。

二代目日本消防会館（1981年～2020年）

初代ビルの解体後、1981年に森京介建築事務所の設計による9階建ての二代目ビルが竣工しました。しかし、この二代目ビルも老朽化が進んだため、2019年に建て替えが決定され、2020年に解体が開始されました。

貸し会議室

二代目ビルには、以下の貸し会議室がありました。

5階 大会議室（216 m2）
5階 第二会議室（68 m2）
5階 第三会議室（40 m2）
1階 第一会議室（66 m2）

ニッショーホール

また、二代目ビル内には742席の多目的ホール「ニッショーホール（初代）」がありました。建て替え工事に伴い、2020年10月から2024年9月までは、港区東新橋にあった「ヤクルトホール」を「ニッショーホール」と改称して運営していました。

三代目日本消防会館（2024年～）

建て替えの検討段階で、隣接地域での再開発計画（虎ノ門ビジネスタワー）への参加も検討されました。しかし、取得床面積が少ないことや、消防殉職者慰霊碑の存置問題が明確にならなかったことから、日本消防協会単独で建て替える方針となりました。

新たな会館は、地下2階、地上14階建てで、2020年12月に着工し、2024年8月に竣工しました。同年10月3日には、第43回消防殉職者慰霊祭が新会館での初の公式行事として執り行われ、屋上には殉職者慰霊碑が設置されました。

アクセス

日本消防会館へのアクセスは以下の通りです。

東京メトロ銀座線 虎ノ門駅から徒歩5分
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅から徒歩1分

日本消防会館は、消防関係者の活動を支える重要な施設として、その役割を果たし続けています。

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