日本歯科医学会とは？意味をやさしく解説

日本歯科 医学会について

日本歯科医学会（Japanese Association for Dental Science）は、日本の歯科医学における学術研究の中心的な役割を担う団体です。1949年に設立され、歯科医学の各専門分野を代表する学会を取りまとめ、歯科医学全体の発展に貢献しています。

概要

本会は、歯科医学に関する学術情報の提供、国内外の関連学術団体との連携、歯科医療の発展を目的とした活動を行っています。具体的な活動内容は以下の通りです。

歯科系学術団体の活動を統括
歯科医学に関する最新情報の提供
海外の歯科学術団体との連携・協定締結

会員数は10万人を超え、日本の歯科医学研究を牽引する存在です。ただし、本会自体は直接的な研究活動は行っておらず、会員は傘下の各専門学会に所属しています。専門学会に所属する会員が、本会の会員を兼務する形となっています。

組織

日本歯科医学会は、日本歯科医師会内部に設置された組織であり、独立した法人ではありません。そのため、総会は開催されません。

本部事務局

東京都千代田区九段北4-1-20
公益社団法人日本歯科医師会館内

支部

支部は設置されていません。

学会誌

本会は、以下の2つの学会誌を発行しています。

日本歯科医学会誌 (Journal of the Japanese Association for Dental Science; JJADS)
年1回発行
ISSN: 0286-164X
国立国会図書館請求番号: Z19-1316
1982年創刊
The Japanese Dental Science Review
年1回発行
ISSN: 1882-7616

学会賞

日本歯科医学会では、歯科医学の発展に貢献した研究者や教育者、地域歯科医療に尽力した個人・団体に対して、以下の賞を授与しています。

日本歯科医学会会長賞
研究部門
教育部門
地域歯科医療部門

専門分科会

本会には、歯科医学の各専門分野を代表する多数の専門分科会が設置されています。以下に主な専門分科会の一部を列挙します。

歯科基礎医学会 (1960年-)
日本歯科保存学会 (1960年-)
日本補綴歯科学会 (1960年-)
日本口腔外科学会 (1960年-)
日本矯正歯科学会 (1960年-)
日本歯周病学会 (1972年-)
日本口腔衛生学会 (1960年-)
日本歯科理工学会 (1960年(日本歯科材料器械学会) -, 歯科理工学会1973年-)
日本歯科放射線学会 (1964年-)
日本小児歯科学会 (1967年-)
日本歯科麻酔学会 (1973年-)
日本歯科医療管理学会 (1974年-)
日本歯科医史学会 (1974年-)
日本歯科薬物療法学会 (1992年-)
日本障害者歯科学会 (1999年-)
日本老年歯科医学会 (1999年-)
日本歯科医学教育学会 (2005年-)
日本口腔インプラント学会 (2005年-)
日本顎関節学会 (2005年-)
日本臨床口腔病理学会 (2008年-)
日本接着歯学会 (2007年認定分科会, 2008年-専門分科会)

認定分科会

日本レーザー歯学会 (2007年-)
日本口腔感染症学会 (2007年-)
日本有病者歯科医療学会 (2007年-)
日本歯科心身医学会 (2007年-)
日本臨床歯周病学会 (2007年-)
日本歯内療法学会 (2007年-)
日本歯科審美学会 (2007年-)
日本顎口腔機能学会 (2007年-)
日本歯科東洋医学会 (2007年-)
日本顎変形症学会 (2009年-)
日本スポーツ歯科医学会 (2009年-)
日本顎顔面補綴学会 (2009年-)
日本顎咬合学会 (2009年-)
日本磁気歯科学会 (2009年-)
日本小児口腔外科学会 (2009年-)
日本顎顔面インプラント学会 (2009年-)
日本外傷歯学会 (2010年-)
日本口腔診断学会 (2010年-)
日本口腔腫瘍学会 (2012年-)
日本口腔リハビリテーション学会 (2013年-)
日本口腔顔面痛学会 (2013年-)
日本口腔検査学会 (2015年-)

外部リンク

日本歯科医学会
口腔保健協会

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