日本製鉄鹿島硬式野球部

日本製鉄鹿島硬式野球部

日本製鉄鹿島硬式野球部（にっぽんせいてつかしまこうしきやきゅうぶ）は、茨城県鹿嶋市に本拠を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球チームです。このチームは、愛称として「KASHIMA BLUE WINGS」を持ち、日立製作所やSUBARUと並び北関東の強豪として毎年熾烈な代表権争いを繰り広げています。

概要

1975年に住友金属工業の鹿島製鉄所で設立されたこのチームは、当初は『住友金属鹿島硬式野球部』と呼ばれ、和歌山県で活動していた住友金属野球団のセカンドチームでした。しかし、1999年に住友金属野球団が解散すると、チームは住友金属工業唯一の社会人野球チームとなりました。創部から1976年には日本選手権大会に初出場し、1983年からは都市対抗野球大会にも参加しています。

1995年には鹿島町が大野村を編入し鹿嶋町となり、その後市制を施行したことで本拠地が市名に変更されました。その後もチームは活躍を続け、2010年と2011年の都市対抗野球大会では2年連続でベスト4に進出するなど、名実ともに強豪としての地位を確立しています。2012年には住友金属工業と新日本製鐵が合併し新日鐵住金が誕生したのを受け、チーム名も『新日鐵住金鹿島硬式野球部』に改称されました。その後、2019年には再度商号変更が行われ、『日本製鉄鹿島硬式野球部』となりました。

沿革

• - 1975年: 『住友金属鹿島硬式野球部』として創設
• - 1976年: 日本選手権に初出場
• - 1983年: 都市対抗野球に初出場
• - 1995年: 鹿嶋市へ本拠地を変更
• - 1999年: 住友金属野球団の解散により、メンバーが移籍
• - 2012年: チーム名を『新日鐵住金鹿島硬式野球部』に改称
• - 2019年: チーム名を『日本製鉄鹿島硬式野球部』に改称

主要大会の出場歴と成果

このチームは、都市対抗野球大会に22回出場しており、その中で2000年、2010年、2011年の3回ベスト4に進出しています。また、社会人野球日本選手権大会にも11回出場しており、2018年には4強に入った実績も持っています。

他にも、JABA北海道大会で2回の優勝を果たし、JABA東北大会では5回、JABA四国大会では1回の優勝を記録。さらに、JABA日立市長杯争奪大会でも5回優勝しています。

主な出身プロ野球選手

このチームからは多くのプロ野球選手が誕生しています。例えば、1979年にドラフト1位で西武ライオンズに入団した森繁和投手や、1983年にドラフト6位で阪神タイガースに入団した岩切英司捕手、また、井坂亮平投手などがいます。また、元プロ野球選手もコーチとして活動するなど、球団の育成に貢献しています。

結論

日本製鉄鹿島硬式野球部は、地域に根ざした社会人野球チームとして、長い歴史を持つ強豪チームです。今後も更なる発展と、選手育成への取り組みを続け、さらなる栄光を目指していくでしょう。

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