日本郵政インフォメーションテクノロジー

日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社について

日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社（JAPAN POST INFORMATION TECHNOLOGY Co.,Ltd.）は、日本郵便株式会社が67%、日本郵政株式会社が33%を出資する情報システム子会社です。主に、情報通信ネットワークシステムの維持・運営、コンサルティング、システム設計、ソフトウェア開発、保守サービス、関連機器の販売・リースなど、幅広い事業を展開しています。

歴史

同社のルーツは、1987年1月30日に設立されたピーネット通信株式会社に遡ります。当時の郵政省が構築した郵政総合情報通信ネットワークの保守・運用を担うため、富士通、日本電気、日立製作所、野村総合研究所といった大手ベンダーが出資して設立されました。

2001年8月10日には、株式会社ピーエヌシーに社名変更。その後、2011年7月1日に日本郵政が全株式を取得し、完全子会社化しました。同年8月1日に現在の社名である日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社に変更し、現在に至ります。2021年には株主構成が変更され、日本郵便が筆頭株主となりました。

事業内容

同社の事業内容は多岐に渡りますが、主なものを以下に示します。

情報通信ネットワークシステムの維持、運営及び管理
情報通信ネットワークに関するコンサルティング
情報通信ネットワークシステムの設計
情報通信ネットワークのソフトウェア開発及び保守サービス
情報通信システム及び関連機器・装置の工事、保守・運用
情報通信システムに関する調査、研究、開発
情報通信システムに関するデータエントリー、媒体変換
情報通信システムに関する機器類、部品、消耗品の販売・リース
労働者派遣事業
有料職業紹介事業
その他、上記に付帯する一切の業務

これらの事業を通じて、日本郵政グループの情報通信インフラを支える重要な役割を担っています。

沿革詳細

1987年1月30日：ピーネット通信株式会社として設立。本社は港区西新橋に所在。
1988年9月14日：本社を港区麻布台（麻布アメレックスビル）に移転。
2001年8月10日：株式会社ピーエヌシーに社名変更。
2006年12月4日：本社を台東区鳥越（ヒューリック鳥越ビル）に移転。
2011年7月1日：日本郵政により子会社化。
2011年8月1日：日本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社に社名変更。
2011年10月1日：本社を港区虎ノ門（城山トラストタワー）に移転。
2015年：本社を新宿区新宿（新宿イーストサイドスクエア）に移転。
2021年：株主構成を変更。

まとめ

日本郵政インフォメーションテクノロジーは、長年にわたり郵政グループの情報通信を支えてきた実績のある企業です。高度化する情報通信技術に対応し、今後もグループ全体の発展に貢献することが期待されます。

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