日本障害者歯科学会

一般社団法人日本障害者歯科学会について

一般社団法人日本障害者歯科学会（通称：JSDH）は、障害者歯科学に関する専門的な知識や実践を推進することを目的とした学術団体です。この学会は、日本歯科医学会の中でも特に障害者の歯科医療にフォーカスを当てた分科会として位置付けられています。

概要

この学会は、1973年に「日本心身障害児者歯科医療研究会」として設立され、1984年には現在の名称に改称されました。設立以来、障害を持つ人々における口腔健康の向上を目指し、研究や教育活動を行ってきました。2008年の時点で、会員数は4,282名に達しています。また、2011年には向井美惠氏が理事長を務めることになりました。

総会と本部事務局

この学会は毎年1回、総会を開催しています。これにより、会員間の意見交換や情報共有が行われ、障害者歯科学の進展に寄与しています。本部事務局は、豊島区駒込1-43-9の駒込TSビル4Fに位置し、財団法人口腔保健協会の内に設置されています。

学会誌

学会は、『障害者歯科』という学術雑誌を年4回発刊しています。この雑誌は、障害者の歯科医療に関する最新の研究成果や実践例を収録しており、専門家や医療従事者にとって貴重な情報源となっています。ISSNは0913-1663です。

専門認定制度

日本障害者歯科学会は、専門的な認定制度を設けており、以下のような資格があります。

• - 日本障害者歯科学会認定医: 2011年2月5日現在、829名がこの資格を保持しています。
• - 日本障害者歯科学会指導医: 91名がこの称号を有しています。
• - 名誉指導医・名誉認定医: 2011年までに7名がこのカテゴリに認定されています。

さらに、歯科衛生士向けの認定制度もあり、次のような資格があります。

• - 障害者歯科認定歯科衛生士: 229名。
• - 障害者歯科指導歯科衛生士: 68名。

また、2011年2月の時点で、141の臨床経験施設がこの学会に関連して活動しています。

加盟団体

日本障害者歯科学会は、日本歯科医学会や日本歯学系学会協議会に加盟しており、他の学術団体と連携して活動しています。これにより、障害者歯科学の研究や実践の質を向上させるための取り組みが行われています。

まとめ

一般社団法人日本障害者歯科学会は、障害者のための歯科医療を専門に扱う重要な学術団体であり、その活動を通じて、より良い口腔健康の実現を目指しています。障害者歯科学の発展に貢献するため、今後も様々な取り組みが期待されます。

外部リンク

• - 一般社団法人日本障害者歯科学会

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