日本eスポーツ協会

一般社団法人日本eスポーツ協会は、2015年4月1日に設立された、かつて日本に存在したeスポーツ団体です。

概要

この協会は、日本国内におけるエレクトロニック・スポーツ（eスポーツ）の各競技を統括し、代表することを目的としていました。競技を通じてeスポーツを振興させ、国内の競技力向上や普及に貢献することを目指していました。

協会の活動は、単なるゲームの普及に留まらず、スポーツマンシップの育成にも重点が置かれていました。従来のゲーマーのイメージから脱却し、アスリートとしてのゲーマーの育成、普及、発展を目指していました。

2016年3月には、日本eスポーツ協会主催による「第1回 日本eスポーツ選手権大会」が開催されました。この大会では、複数のゲームソフトが正式種目として採用され、各ゲームの日本チャンピオンが決定されました。また、優勝者には賞金も授与されました。

協会は、eスポーツの国際的な認知度向上にも積極的に取り組んでいました。2008年にGlobal Gaming League(GGL)が主催するDigital games worldwide tournamentが北京オリンピック組織委員会から「ウェルカムイベント」として認められたことを受け、2020年東京オリンピックでの同様の大会開催を目指していました。その実現のため、日本オリンピック委員会、国際オリンピック委員会への加盟を目指し活動していました。

しかし、2018年1月21日に日本eスポーツ連合に合流する形で解散しました。協会の活動は、日本eスポーツ連合に引き継がれ、現在も日本のeスポーツ発展に貢献しています。

解散後も、日本eスポーツ協会の理念と活動は、日本のeスポーツ界に大きな影響を与え続けています。アスリートとしてのゲーマーの育成や、国際的な舞台での活躍を目指す姿勢は、今後のeスポーツ発展の礎となっています。

日本eスポーツ協会は短期間の活動でしたが、日本のeスポーツの発展に大きく貢献した団体として、その名は記憶されるでしょう。

JeSPA（一般社団法人 日本eスポーツ協会） - ウェイバックマシン（2018年9月10日アーカイブ分）

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