日比谷アメニス

株式会社日比谷アメニスは、日本の造園業界において、確固たる地位を築いている企業です。本社を東京都港区に構え、東関東、仙台、名古屋、大阪、九州に支店を展開しています。その歴史は古く、1872年（明治5年）に東京都葛飾区堀切で庭園業を開始したことに始まります。

1947年（昭和22年）には「有限会社 芳梅園」として設立されました。その後、株式会社日比谷花壇の造園土木部となり、1971年（昭和46年）に「株式会社日比谷花壇造園土木」として分社化されました。そして、1991年（平成3年）に現在の「株式会社日比谷アメニス」へと社名を変更しました。この社名変更は、同社が新たな時代に向けて、より幅広い事業展開を目指す決意の表れと言えるでしょう。

日比谷アメニスは、造園事業において、確かな技術力と豊富な経験を基に、顧客のニーズに応じた高品質なサービスを提供しています。1997年にはISO9001認証を取得しており、その品質管理体制の高さが伺えます。また、2012年、2015年、2018年には、港区ワーク・ライフ・バランス推進企業として認定されており、従業員の働きがいを重視する企業姿勢も評価されています。

しかし、過去には不祥事も発生しています。2001年（平成13年）には、東京都発注の大型造園工事の指名競争入札において、談合に関与したとして、公正取引委員会から排除勧告を受けました。この談合には、日比谷アメニスを含む106社が関与しており、同社は事実を認め、東京都から指名停止処分を受けました。さらに、課徴金納付命令や損害賠償請求も発生しました。この事件は、企業の社会的責任の重要性を改めて認識させる出来事となりました。

日比谷アメニスは、造園事業以外にも、さまざまな分野で事業を展開しています。例えば、城山公園野球場（愛称：アメニスキッピースタジアム）の命名権を取得し、地域社会への貢献も行っています。また、自然環境共生技術協会にも参画しており、環境に配慮した技術開発にも積極的に取り組んでいます。さらに、東京美装興業株式会社と共同で、カーボンオフセット付き緑地メンテナンスサービスを開始するなど、持続可能な社会の実現に向けた活動も行っています。

このように、株式会社日比谷アメニスは、長い歴史の中で培われた技術力と、社会の変化に対応する柔軟性を持ち合わせ、造園業界のリーディングカンパニーとして、これからも発展を続けることが期待されます。

関連情報として、以下の外部リンクもご参照ください。

株式会社日比谷アメニス公式サイト
日比谷アメニス Facebook
株式会社日比谷アメニス - 自然環境共生技術協会
「東京美装興業(株)と日比谷アメニスがカーボンオフセット付き緑地メンテナンスサービスを開始
* 『太陽熱を活用した燃料用木質チップの乾燥装置』のご紹介

もう一度検索