日産・テラノレグラス

テラノ レグラス（TERRANO REGULUS）

テラノ レグラスは、かつて日産自動車が展開していたSUVであり、主に1996年から2002年までの期間に製造されていました。このモデルは、2代目テラノの上位モデルに位置付けられ、インフィニティ・QX4の日本市場向け仕様として登場しました。1996年8月の発売時には、全車がワイドボディ設計で、ガソリン車とディーゼル車が一緒にラインアップされました。

構成と変遷

初期のモデルは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを含む複数のバリエーションが存在し、各グレードにはオールモード4X4を備えたRS-RリミテッドやRS-R、パートタイム4WDのRなどがありました。また、オーテックジャパンによって製作された特別仕様車「スターファイア」も選択可能でした。

1996年8月27日の発売当初、搭載されていたエンジンは直列4気筒のQD32ETi型ディーゼルターボエンジン、およびV型6気筒のVG33E型ガソリンエンジンの2種類でした。これらの車両は主にモーター店で取り扱われました。

歴史の重要な出来事

• - 1997年

- 9月9日に一部改良が行われ、廉価版のRがオールモード4X4を装備しました。
- 同年9月10日には、オーテックジャパンによるキャンピングカー「フィールドベース」が発売されました。

• - 1999年

- 2月8日にマイナーチェンジが行われ、内装デザインの見直しとともに、新しいZF30DDTi型ディーゼルターボエンジンを搭載したモデルが追加されました。これにより、VG33E型を搭載したモデルには2WDオプションが加わり、RS-Rは「RS-R SV」と改称されました。廉価版のRは廃止され、日産店での併売が開始されました。

• - 2001年

- 9月に再度の改良が行われ、2WDオプションは廃止されました。

• - 2002年

- 8月には、日本国内向けの生産が終了し、海外市場向けには2004年にQX56としてモデルチェンジが行われました。

車名の由来

「テラノ」という名前はラテン語の「TERRA」（地球）に基づき、すべての道を自由に走る車という意味が込められています。そして「レグラス」は星座の獅子座のα星REGULUSに由来しており、これは百獣の王であるライオンを象徴しています。個性的な名前には、地球を駆け巡る冒険心が印象付けられています。

まとめ

テラノ レグラスは、日産が展開したSUVの中でも特に充実した内容を持ち、特別仕様車や多様なエンジンラインアップにより、ドライバーに魅力を提供しました。ガソリンとディーゼルモデルの両方が選ばれることで、さまざまなニーズに応え、多くのファンに支えられました。

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