日産・デイズルークス

デイズ ルークス（DAYZ ROOX）

デイズ ルークスは、かつて日産自動車が製造した軽トールワゴンです。このモデルは、日産と三菱の合弁会社であるNMKVによって企画され、三菱自動車工業が製造を担当しました。デイズシリーズに属し、先代モデルであるルークスの後継車として位置づけられています。

概要

デイズ ルークスは2013年6月に発表され、同年の2月から販売が開始されました。このモデルは、デイズと同様にNMKVの手によってデザインされたもので、三菱車両はeKスペースとして展開されました。全高がデイズより155mm高く、室内空間が広いスーパーハイトワゴンタイプの設計です。また、1,400mmの室内高を実現しており、27インチの自転車も積載可能です。

特に注目すべきは、アラウンドビューモニターやタッチパネル式オートエアコン、スーパーUVカット断熱グリーンガラスなどの先進的な装備です。また、両手がふさがっていてもドアが開けられるリモコンオートスライドドアは、子育て世代にとって非常に便利な機能となっています。ターゲットとしては子育て中の家庭だけでなく、ミニバンやSUVからの乗り換えを考えるファミリー層も含まれていました。

メカニズム

デイズ ルークスは、デイズと同じく3B20型のエンジンを搭載し、エクストロニックCVTが組み合わされています。NA車にはアイドリングストップシステムが装備されており、これにより燃費を向上させる工夫がなされています。また、減速時のエネルギーを利用して効率よく発電を行うバッテリーアシストシステムも搭載されています。

デザイン

デザイン面では、デイズとは異なるエクステリアを持ち、特にフロントマスクはメッキバーが使われており、先代モデルに似た印象です。ハイウェイスターバージョンはさらにエアロ感を強調しており、個性的で高級感のある外観が魅力です。2016年のマイナーチェンジでは、グリルデザインが刷新され、よりスタイリッシュな印象となっています。

グレードと特別仕様

デイズ ルークスは複数のグレードが用意されており、S、X、ハイウェイスターX、ハイウェイスターGターボなど多様な選択肢から選ぶことができます。特別仕様車として、オーテックジャパンが手掛けた「ライダー」や「ボレロ」などもラインナップされており、それぞれ異なるデザインや装備を特徴としています。

年表

• - 2013年3月: デイズルークスのティザーサイトが開設。
• - 2014年2月: デイズルークスの販売が開始。
• - 2016年12月: マイナーチェンジが行われる。
• - 2020年3月: 3代目ルークスの販売開始に伴い、デイズルークスの生産が終了。

デイズ ルークスは、その広い室内空間と先進的な安全装備により、多くのファミリーに支持されました。軽自動車でありながらも、利便性と快適性を両立させた一台として、今なお多くの人々に愛されています。

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