日立ハローサタデー

日立ハローサタデーについて

日立ハローサタデーは、1970年代から1990年代にかけて文化放送で放送されていたラジオ番組です。この番組は、1977年10月1日から1991年10月5日までの14年間にわたり、日立製作所の一社提供であったことが特徴です。

当初のサブタイトルは『Lo-D YOUNG SOUND』でしたが、番組後期には『日立ハローサタデー・マジカルチャンネル』に変更されました。番組では、東京・銀座にある日立ローディープラザからの公開生放送を行い、人気の歌手やアイドルをゲストに迎えて、ミニコンサートやトークが展開されました。

特に1981年には、小林まさひろによる中継コーナー『小林くんの外回りコーナー』が放送され、観客とのふれあいも大いに盛り上がりました。また、1986年の『チャゲ&優子のミュージックプラザ』時代には、番組構成が変わり、前半は録音パートでトークやヒット曲紹介があり、後半は大久保良太の司会による生放送が行われました。

さらに、『小堺一機のヤングプラザ』の時代には、『今週の名セリフ』や『カズキダス』、また『オープン留守番電話』といったコーナーも設けられ、リスナーが参加できる企画が多く見受けられました。

このように、各時代のパーソナリティによって番組の色が変わり、生放送ならではのアットホームな雰囲気やリスナーとの双方向のコミュニケーションが重視されていました。特に、初代パーソナリティとして山本伸吾と志賀正浩が番組をスタートさせ、その後も橋本テツヤ、所ジョージ、九十九一など個性豊かなパーソナリティが登場しました。

1984年から1987年にかけてはチャゲと石川優子が活躍し、その後は小堺一機と島田奈美が最後のパーソナリティとして番組を締めくくりました。その時期に培われた独自のスタイルやコーナーは、多くのファンを魅了し続けました。

また、番組の中では特別企画が行われることもあり、1989年には『マジカル劇団オーディション』も開催されるなど、さまざまな才能を発掘する場としても機能していました。音楽とエンターテイメントが一体となった日立ハローサタデーは、リスナーからの支持を受け、多くの思い出を残しました。

オープニングテーマにRAH bandの「Roll me down to Rio」、エンディングテーマにThe funky fish filletの「メゾ・フォルテ」が使用されており、音楽的なセンスも光る番組でした。14年間にわたり放送されたこの番組は、今も多くの方々に記憶される存在となっています。

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