日立有料道路

日立有料道路について

日立有料道路は、茨城県日立市助川町から白銀町に至る、全長1.6kmの自動車専用道路です。茨城県道66号日立中央インター線の一部として、茨城県道路公社によって管理されています。

この道路は、常磐自動車道の日立中央ICに接続しており、周辺の日立中央流通団地へのアクセスを円滑にすることを目的に建設されました。そのため、料金所の手前には流通団地への分岐路が設けられており、団地への出入りだけの場合は通行料金はかかりません。

しかし、日立中央ICを利用する際は、高速道路料金とは別にこの道路の通行料金が必要になります。料金所を通過すると、下り勾配の先に流通団地からの合流地点があり、その後、常磐自動車道の橋が見える場所を通り、高鈴トンネルへと続きます。トンネル内は緩やかな右カーブになっており、トンネルを抜けるとループ橋で終点である茨城県道36号日立山方線との交差点に接続します。

全区間において、125cc以下の二輪車、自転車、軽車両、歩行者の通行は禁止されています。また、当初は2023年10月までの料金徴収期間でしたが、高架橋の耐震補強工事のため、2033年10月まで延長されました。

路線データ

起点: 日立市助川町字小平沢2824番14地先（日立中央IC）
終点: 日立市白銀町3丁目48番7地先（県道日立山方線交点）
総延長: 1.558km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 1.558km
自動車交通不能区間延長: なし
料金徴収終了: 2033年10月19日

歴史

1989年（平成元年）9月21日：県道日立山方線の一部として、日立有料道路の建設工事が開始されました。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、県道日立山方線の一部が日立中央インター線として主要地方道に指定されました。
1993年（平成5年）10月19日：県道日立山方線として、日立有料道路の工事が完了しました。
1993年（平成5年）10月20日：常磐自動車道日立中央ICの設置に合わせ、供用が開始されました。同時に、通行料金の徴収も開始されました（軽自動車等100円、普通車100円、中型車100円、大型車150円、特大車300円）。この時の料金徴収期間は30年間とされました。
1994年（平成6年）4月1日：日立中央インター線（整理番号83）として県道路線認定を受けました。このとき、道路の区域は、日立市助川町字小平沢の日立中央インターチェンジから日立市白銀町県道日立山方線交点までと決定されました。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が83から現在の66に変更されました。
2000年（平成12年）4月1日：全区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定されました。
2005年（平成17年）2月23日：日立中央料金所でETCシステムによる料金徴収が開始されました。
2014年（平成26年）4月1日：通行料金が改定されました（軽自動車等100円、普通車100円、中型車100円、大型車160円、特大車310円）。
2019年（令和元年）7月31日：通行する車両の高さの最高限度が4.1mの道路、および国際コンテナ車の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定されました。
2019年（令和元年）10月1日：通行料金が再度改定されました（軽自動車等100円、普通車100円、中型車100円、大型車170円、特大車320円）。
2023年（令和5年）3月27日：料金の障害者割引率が50%以下に変更されました。
2033年（令和15年）10月19日：料金徴収期間が終了する予定です。

インターチェンジなど

E6 常磐自動車道 日立中央IC (IC番号11-1。JCTと兼用で、PAも併設)
日立中央流通団地出入口
日立中央I.C入口交差点（茨城県道36号日立山方線）

脚注

注釈

出典：茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献：

関連項目

日本の一般有料道路一覧
茨城県の県道一覧

外部リンク

日立有料道路,茨城県道路公社ホームページ

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