日総建

株式会社日総建：日本の建築設計をリードする老舗企業

1963年、東京都渋谷区に設立された株式会社日総建は、日本を代表する建築設計事務所です。創業以来、高い技術力と豊富な実績を誇り、数々のランドマーク建築物を生み出しています。特に、NTT関連施設の設計においては圧倒的な実績を有し、その名を広く知らしめました。

堅実さと革新性を両立した設計

日総建は、創業当初から電電公社（現NTT）の電話局設計を専門としていました。この経験を通じて培われたのは、合理主義に基づいた堅実な設計思想です。無駄を省き、機能性を重視するアプローチは、日総建の建築物に一貫して見られる特徴となっています。同時に、時代に合わせて新たな技術やデザインを取り入れ、常に革新的な建築物を目指す姿勢も持ち合わせています。

幅広い事業分野と高い専門性

日総建の事業内容は多岐に渡ります。建築設計においては、意匠設計、構造設計、積算、インテリア設計、設備設計、土木設計、監理など、建築に関わるあらゆる分野を網羅しています。さらに、都市・地域計画、建築コンサルタント、ランドスケープ、ファシリティマネジメントにも対応することで、クライアントの多様なニーズに応えています。

特に、NTT関連事業、文教施設、事務所、医療福祉施設の設計においては、長年の経験と専門知識を活かした高い実績を誇ります。これら分野における豊富なノウハウは、日総建の大きな強みとなっています。

代表的な建築物

日総建が手掛けた建築物は、日本各地に点在しています。その中には、以下のような代表的な作品があります。

NTT関連施設: 秋葉原UDXビル、NTT日比谷ビル、NTT三鷹ビル、一ツ橋総合ビルなど。これらの建物は、高度な技術力と洗練されたデザインが融合した、まさに現代建築の傑作と言えます。

文教施設: 東京大学柏キャンパス総合福利施設、東京藝術大学千住キャンパス足立区リエゾンセンター、名古屋大学環境総合館など。これらの建物は、学生や教職員にとって快適で、学習や研究に最適な環境を提供しています。

事務所: 深川ギャザリア、中之島センタービルなど。これらの建物は、機能性とデザイン性を両立させた、現代のオフィス空間を象徴するような存在です。

医療福祉施設: 台東区立台東病院、慈雲堂内科病院、西武川越病院など。これらの建物は、患者にとって安心で安全な環境を提供することを第一に考え設計されています。

受賞歴と高い評価

日総建は、その優れた設計力と建築物が、数々の賞を受賞しています。日本建築学会賞、建築業協会賞など、権威ある賞を多数受賞していることは、その高い技術力と実績を示すものです。

沿革と現在

日総建は、創業以来、日本の建築業界において重要な役割を果たしてきました。2015年には民事再生法の適用を申請するなど、苦難の時期もありましたが、再建を果たし現在も事業を継続しています。

まとめ

株式会社日総建は、高い技術力、豊富な実績、そして幅広い事業分野を持つ、日本を代表する建築設計事務所です。これからも、革新的な建築物を生み出し続け、日本の建築界をリードしていく存在として期待されています。東京都渋谷区に本社を置き、仙台、横浜、名古屋、大阪、広島、九州に支店を展開しています。今後も、日本の建築文化の発展に大きく貢献していくことでしょう。

もう一度検索