日鋼記念看護学校

日鋼記念看護学校の概要

日鋼記念看護学校は、北海道室蘭市にある私立の専修学校です。この学校は、隣接する日鋼記念病院が運営する医療教育機関で、看護師を目指す学生に向けた養成プログラムを提供しています。創立から100年以上の歴史を持ち、北海道でも有数の伝統ある学校として名を馳せています。

学校の特徴

この学校では、看護学科の設置により、基本的な看護技術から専門的な知識までを体系的に学ぶことができます。入学定員の約40%を推薦入試枠に割り当てており、高校を卒業予定の学生だけでなく、35歳以下であれば社会人も受験可能です。特に、近年では一般入試の倍率が高まり、特に後期試験では約10倍という厳しい競争が展開されています。

進路と就職先

卒業生は、日鋼記念病院を含む道内の病院だけでなく、昭和大学付属病院など道外の医療機関でも活躍しています。多様な進路が用意されているため、全国各地での就職も視野に入れることが可能です。

学校の沿革

1. 1911年（明治44年） - 日本製鋼所職工共済会病院に附属する形で設立された私立産婆養成所が始まりです。
2. 1919年（大正8年） - 看護婦養成所へと進化。
3. 1951年（昭和26年） - 法制度の改正により乙種看護婦養成所に改称。
4. 1988年（昭和63年） - 日本製鋼所病院看護学院を閉校し、日鋼記念看護学校が設立されました。
5. 1996年（平成8年） - 専修学校の専門課程として認可。
6. 2004年（平成16年） - 看護学科の定員が70名に設定されました。

学校の運営母体は、2007年に医療法人母恋から社会医療法人母恋に改称され、さらなる医療サービスの向上を目指しています。

学科と資格

日鋼記念看護学校の看護学科は、昼間に3年制で行われています。学年定員は70名、総定員は210名に設定されています。取得できる資格には、看護師国家試験受験資格が含まれ、卒業生は専門士の称号を取得することができます。また、保健師・助産師の学校受験資格や養護教諭養成学校の受験資格も得ることができます。

アクセス

学校は、JR室蘭本線の母恋駅から徒歩5分の距離にあり、アクセスも便利です。

最後に

日鋼記念看護学校は、地域に根ざした医療教育を提供し、未来の看護師を養成する重要な役割を担っています。医療の現場で求められる人材を育成し、地域社会に貢献することを目指しています。

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