早川隆久

早川 隆久 (はやかわ たかひさ)

早川隆久は、1998年7月6日生まれで千葉県山武郡横芝光町出身のプロ野球選手です。彼は左投左打の投手として、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。特に、彼のストレートは151km/hの速球を誇り、多彩な変化球も駆使してリーグの他の投手たちと戦います。

経歴

プロ入り前

早川は、地元の横芝町立上堺小学校でソフトボールを始め、横芝光町立横芝中学校に進学後は軟式野球部での活動を経て、木更津総合高等学校に進学します。高等学校では、内野手としてスタートを切りましたが、肘の痛みから投手としての道に復帰し、数々の大会で活躍しました。

彼の高校時代の最大のハイライトは、春の選抜高等学校野球大会でのピッチングです。2年生の春には岡山理大附との試合で勝利を収め、続いて大阪桐蔭とも戦い、見事な投球を披露しました。高校3年時には全国大会で強豪に立ち向かい、自身の成長を確認する場面も多くありました。

大学での成長

高校卒業後、早川は早稲田大学に進学し、そこでの活躍も目立ちました。大学リーグでエースとして君臨し、日米大学野球選手権大会では最優秀投手賞を獲得するなど、その実力を大いに示しました。特に、大学4年時には自己最速の155km/hを記録し、プロへの期待が高まりました。

プロ入りと楽天でのキャリア

2020年のドラフトで早川は、東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受け、契約しました。プロデビューとなる2021年は、開幕ローテーションに入り続々と先発登板を果たし、初登板となった試合で6回無失点を達成しました。シーズン途中には完封勝利も記録するなど、将来のスター候補としての地位を確立しました。

2022年は課題を抱えるシーズンになりました。開幕から調子を取り戻せず、終盤まで苦しい戦いが続きましたが、2023年は驚異的な回復を見せ、再び一軍に合流。数試合で好投を見せ、ファンに希望を与えました。特に、6月にはプロ初安打を記録し、さらなる飛躍の兆しを見せています。

選手としてのスタイル

早川のピッチングスタイルは多彩で、ストレートを基盤にスライダーやカーブ、カットボールなどを織り交ぜた変化球が特徴です、特にカットボールは彼の武器として重宝されています。体力面では身体能力が高く、彼の走力も注目されています。

一方で、早川は過去に故障を抱えており、特に夏場のコンディションには注意が必要なようです。プロ3年目のオフにはオーストラリアのウインターリーグに参加し、新たな課題に取り組みました。彼は自身の成長を見据え、日々鍛錬を行っています。

人物像

愛称は「たかぴー」で、目標とする選手にはダルビッシュ有や田中将大を挙げており、将来の球界を代表する投手になることを志しています。食生活ではカレーライスが好物で、音楽も楽しむ一面を持ち、特技としてイントロクイズも得意としています。

結論

早川隆久はまだ若い選手であり、その潜在能力から目が離せません。楽天での活躍を経て、将来的には日本のプロ野球界に大きな足跡を残す選手となることが期待されています。彼の成長を見守ることは、ファンにとって大きな楽しみとなるでしょう。

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